料理はアートか?

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 考えてみれば、料理も「アート」かな、と思うのです。
 創造的ひらめきを元に、自分の感覚を頼りに制作作業を行い、そして仕上がった作品(この場合は料理)を皆で鑑賞し、堪能すること。
 
 と、半ば強引な前置きに続いて、このブログに新たな一面を付け加えるべく、話は怒濤の「今日のお料理」的内容に突入していくのである。
 これは、決してネタ切れのためではない。
 
 留学中、突如として猛烈に日本食が食べたくなることがあった。ロスやニューヨークに住んでいれば、そこここに日本食料理レストランもあるのだろうが、僕が住んでいたのは砂漠の真ん中の田舎町。和食を食べるのに一番手っ取り早い方法は、「自分で作ること」だった。
 かくして僕は、育ちすぎ巨大ナスを使った麻婆モドキや、鍋で作る茶碗蒸し、在米スシ職人伝授の本格カリフォルニアロールなど、次々と(インチキ)日本料理の作り方を覚えていったのである。
 
 とりあえず、食材が揃ってなくても、ノリと雰囲気だけで「それらしい」料理を作る技は、その頃開発したと言って良い。
 
 で、昨日のメニューである。
 タイトルは、「超手抜き簡単和風パスタ三種」
 
 一品目は、明太パスタ。
 鍋にバターを溶かし、明太子をほぐして混ぜ、レモンと醤油で味を調える。これを、ゆであがったパスタに和えるだけ。
 
 次は、納豆パスタ。
 納豆と卵の白身、軽くゆでて細かく切ったオクラをひたすらねばねばするまでかき混ぜ、パスタと和えた後、わさびを添え、鰹節をかけて、最後に卵の黄身をそっと乗せる。
 
 最後は、お茶漬けパスタ。
 パスタにゆで汁を適量かけ、お茶漬けのモトをかけるだけ。
 
 手間いらずで短時間に、そこそこおいしい料理の完成。
 最後に、今回の料理の材料です。
 
・パスタ:食べたいだけ
・レモン汁:入れたいだけ
・醤油:適当
・バター:目分量
・明太子:そこにあるだけ
・納豆:好きなだけ
・おくら:その日の気分で
・卵:お好みで、何個でも
・鰹節:結構多めに
・わさび:じゃんじゃんいれちゃえ
・お茶漬けのモト:もう、超テキトー
 
 お試しあれ。
by t0maki | 2005-02-27 18:05 | Comments(0)