Ringflashレビュー

 SuperSampler、CyberSampler、そして、Fisheye。
 Lomographyのプロダクト名に共通しているもの。それは、単語間の「スペース」が割愛されていること。という観点で見ると、今回発売される「Ringflash」もLOMO製品の王道とも言える。
 
 ま、そんなことはどうでもいいけど、先日書いたワークショップのブログ記事とは別に、もうちょっと「Ringflash」についてレビューを書いてみようかな、と。
 
 まずはその、存在感。Fisheye2に付けた場合、カメラがいきなりパワーアップして、合体メカみたいな変貌を遂げるわけですよ。両手でカメラを抱えてシャッターを切ると、四つのライトが埋め込まれたリング型フラッシュが同時に発光。見てくれもパワーも、バリバリモンスタートラック並みの威力です。
 
 もうひとつの特色は、遊び心。付属のフィルターを付けると、赤、黄色、青、乳白色と、いろんな色に発光させる事が可能。しかも、四つあるフラッシュのひとつひとつにカラーフィルターを装着する事もできるので、半分は黄色で半分は赤といった写真も撮れます。色を選ぶのも楽しいし、撮った写真を見た時のインパクトも格別。これはホントに、遊べるフラッシュです。
 
 アダプターなんかも、基本的に全部プラスチック。トイカメラ仕様って感じですよね。今回のワークショップでは、暗い室内で常に10台くらいのリングフラッシュがいろんあ色で発光しまくってたので、それだけでも面白い雰囲気でした。リングフラッシュパーティーなんて、ありかも。
 
 ひとつだけちょっと使いづらいなと思ったのは、フィルムを装填する時は、リングフラッシュを外さなければならないこと。今回、フィルムを3本くらい使ったのですが、入れ替えるたびにフラッシュ外して、アダプター外して、シンクロコード外してって、結構面倒。フィルターとか、付属品も結構たくさんあるので、全部を効率よく収納できるケースとか、バッグとかがあるとイイなぁ。
 
 そうそう、面白いのは、コードで接続しなくても、裏からフラッシュ当てるときちんと発光する事。どういうことかっていうと、フラッシュ内蔵のカメラなら、シンクロコードなしでもこのリングフラッシュが使えるらしい。内蔵フラッシュを発光させると、それにつられてこのリングフラッシュも発光する、と。これはなにげにスゴイと思う。うまく組み合わせれば、フラッシュ付きの使い捨てカメラでもこのリングフラッシュが使えるかもしれない。それともちろん、チャージさせた後、手動で発光させる事も可能。
 
 もしこのRingflashを手に入れたら、いろいろ試してみたい撮影方法があるんだけど、こないだのブログにも書いた通り、Fisheye2カメラ本体よりも高いので、ちょっと気軽には買えない。でも、欲しいなぁ。
Ringflashレビュー_c0060143_1517280.jpg

by t0maki | 2007-08-21 15:17 | アート>写真 | Comments(0)