「マイクロ小説」新シリーズ執筆中

「うわ、これ。マスクしてても臭いますね」
 もわっとした湿気と、独特の粘りつく空気。下水道の中では、若干重力すら地上と異なるように感じる。
「ホントに、いるかなぁ?」
「いいから、行くぞ」
 先に行こうとする鎧塚に、山田は「あ、そこ段差が……」と言いかけたが、既に鎧塚はバランスを崩して頭から汚水に突っ込み、必死でもがいていた。

 * * *

ひさびさに、「マイクロ小説」新作追加の予感。
最近、しばらくメルマガ配信が止まってたので、そろそろね。
今回は、都市伝説と刑事ものにいつもの乾いた笑いをちりばめた感じ。
思いつくままにひたすら書き綴っていって、推敲もそこそこにできたそばから配信する、と。まぁ、いつものパターンですな。
書き出し順調なので、思ったよりも早く配信開始できるかも。現在、三話目あたりをうろうろしています。この超短編小説のスタイルは、集中して書く時間さえ確保できれば際限なく続けられる、楽しい遊びです。

とりあえず、ケータイの方から先に配信する予定です。
登録がまだの方は、ぜひ。

マイクロ小説
http://microstory.mobi

by t0maki | 2007-06-06 23:59 | アート>もの書き | Comments(0)