ライブ超短編小説について

 リアルタイムで小説を執筆し、発表する。それが、「ライブ超短編小説」の試みです。
 
 音楽にはライブという表現形式がある。絵だって、ライブペインティングというのがあるし、書道だって観客の前で書くパフォーマンスがある。
 小説は、口承文学とか、朗読会など、既にできあがっている作品を伝えるという方式はあるけど、リアルタイムで執筆して発表するなんていう試みはあまりない。一番近いのが新聞小説だと思うが、それだって最低限の推敲と、作品のプロット作りは行われている。
 
 音楽と違って、文字はかなり昔から記録可能な媒体だったから、刹那的な表現手法よりも、じっくりと練り上げて作り込んだ作品の方が重要視されるのかもしれない。そう言った意味で、即興で小説を作って発表していくのは、実はタブーなのかもしれないが、今回はあえて作品の完成を求めずに、それぞれの流れやリズムを表現していこうと思います。
 
 この企画を通じて、何か新しいものが生まれるかもしれないし、あるいは不発に終わるかもしれない。いずれにせよ、あまり気負いすぎずに、自由に楽しく、いつもやってるように自分の書きたいものを書いていくつもりです。
 
 それでは、お楽しみください。


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 著 者:久慈 誠・TOMAKI
 発行者:TOMAKI( mag@tomaki.info )
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by t0maki | 2007-05-05 18:42 | アート>もの書き | Comments(0)