下谷坂本富士へ

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「下谷坂本富士(したやさかもとふじ)」は、東京都台東区下谷にある「小野照崎神社(おのてるさきじんじゃ)」の境内に築かれた富士塚です。

江戸時代に盛んだった富士信仰に基づき、富士山に簡単にお参りできない人々のために作られたミニチュアの富士山で、都内に現存する富士塚の中でも特に歴史的価値が高いものとして知られています。

主な特徴と見どころ

1. 江戸七富士のひとつ、国の重要有形民俗文化財
江戸時代後期の天保9年(1838年)に、東側(現在の入谷駅付近)にあった「坂本富士」をこの地に移築・再構築したと伝えられています。
都内に数ある富士塚の中でも、保存状態が極めて良好であることから、国の重要有形民俗文化財(「下谷坂本の富士塚」として)に指定されており、「江戸七富士」のひとつにも数えられています。

2. 本物の富士山の溶岩で作られたリアルな山肌
高さは約5メートル、直径は約16メートル。山肌は、実際の富士山から運ばれた「黒色溶岩(鵞目石など)」で覆われており、ゴツゴツとした本物の岩山の質感が再現されています。
山頂には富士山の神様を祀る「浅間神社」の奥宮があり、登山道の途中には富士山の名所を模した役行者(えんのぎょうじゃ)の像や、小御嶽神社、霊狐の像、猿の石像(神使)などが随所に配置されています。

3. 年に2日間だけ!「お山開き」での一般登山
普段は崩落や文化財保護のため、周囲の門が閉ざされており立ち入ることはできません。
しかし、毎年富士山の開山日にあわせた6月30日と7月1日の「お山開き(お祭り)」の2日間だけ、一般の参拝客も実際にこの富士塚に登る(登山する)ことができます。
この2日間に登頂して参拝すると、本物の富士山に登ったのと同じだけの御利益(疫病退散、家内安全、商売繁盛など)が得られるとされ、毎年多くの参拝客で賑わいます。
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by t0maki | 2026-06-07 00:00 | ライフスタイル>アーバンアルピニスト