共創拠点とアカデミアについてトークイベントに参加
2026年 02月 07日

「継続は重要じゃない。運営はルーティンワークになっちゃうから、続けずにやめるという選択肢もある」という意見にはびっくりしたが、一方で「大学をつくって持ち株の配当金を寄付して卒業生に融資して社会変革を」というような壮大な話もあったりして、かなり面白いトークイベントだった。
「共創拠点」をテーマに、そこにいかに大学や研究などの「アカデミア」を組み合わせるか、とういようなテーマ。
この、創造的な「場」というのは以前から興味があって、たまたま見かけたこのイベントに申し込んだというわけ。
大学内の「イノベーションコモンズ」は、あくまで教育の一環だし、ちょっとだけ本格的なキッザニアレベルだというのは仕方ない。でも、それをきっかけに、そこでの「原体験」が卒業後も役に立つかもしれないというのは、まぁそれはそれで良いだろう。一方で、イノベーションコモンズを基盤として国内に複数拠点を構える大学を立ち上げてしまうというのはものすごくスケールの大きな話だ。いや、すごいな。
Q&AでKPIがテーマに登ったが、社会変革とか原体験は数値化が難しいよなと思った。その中で、いろんな素晴らしい「エピソード」を積み上げていって、信頼と実績を作り上げるというのが目指すべき方向かと思う。ストーリーがそこにあるか。この場から、何かが生まれて、ストーリーが紡がれると良いなと思った。
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備忘録メモ
メイカーズムーブメントでいろんな施設を巡ったが、やっぱり運営は大変なんだろうなと思った。それだけで、収益を上げるのは。TechShopはなくなったし、Makers' Baseも業態をシフトした。キューブエチュードが良い思い出だが、それはそこに集まった人たちが魅力的なだったから。
アートコミュニティの空間として立ち上がってもカフェになってしまう。クリエイティブな空間より、飲食の方が売り上げが良いのか。つくるよりも、消費する社会。寂しいが。
帰り道、そのアートコミュニティの場に立ち寄って、展示用の写真を預けたが、店員さんは忙しく会話もなく、お礼もなく、預けた写真がいつどのように展示されてそもそも返却されるのかとか、まったく聞けなかった。これが、共創の場のひとつの現実。。。
そういえば、うちの会社にもグローバルからロールアウトされたイノベーション空間があったが、レーザープリンターがポツンと置いてあって、あとはまばらな工作機械があるだけの面白みのない空間で、その場所の担当者も早々にいなくなって、コロナで閉鎖されたあとは復活せずに消えた。あれは、残念で仕方がない。せっかく、面白い空間だったのに。
使う人がいるかどうか。その場所を魅力に感じる社員がいるかどうか。その会社のリテラシーというか、社員のモチベーションが必要で。それがなければどんなに素晴らしい共創空間も、ただの空っぽの工作室でしかない。こういう共創拠点で、みんなで本気の遊びをしたいなと思うのだが。さて、本日訪れた空間はこれからどうなるのかな?
デジタルファブリケーション巡りをしていた頃から10年近く経過しているから、今度はどんな共創拠点があるか見てまわろうかな。はたして、オープンな場はあるのだろうか?以前、インクルーシブな楽器作りの合宿に参加したあの工房あたりから。
by t0maki
| 2026-02-07 16:52
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