ヘアカット
2025年 02月 24日

髪を切る。
だいたいいつも「そろそろ髪を切りたいな」と思ってから、実際に髪を切りに行くまでに1ヶ月とか2ヶ月とか余裕でかかる。それでも、美容室に行ってた頃よりも気軽に髪を切りに行けるようになった。
千三百円の千円カット屋さん。ここ2、3年、ずっとここで切ってもらっている。
入り口に、ファミレスのウェィティングリフトのような紙が置かれていて、そこにカタカナで名前を記入する。パーティションに区切られた、肩幅よりちょっと広いだけの空間に座って、テレビのバラエティ番組を見るともなしに見ていると、名前を呼ばれて、席に着く。
「サイドは一番長いバリカンで。上も短く切ってください」
とにかく、短くなれば良い。特にスタイルにこだわりはない。
五千円の美容室と、千円の床屋さん。腕の違いはない。むしろ、千円カットの方が、手際よく的確に、流れるように切ってくれる。ただし、スタッフさんが全員上手かというとそうではなくて、たまに下手な人もいる。ひどい人に当たったことがある。切り残しが激しく、家に帰って鏡を見ながら飛び出してる毛を自分で切った。
客が、切る人を選ぶことはできない。それも含めての、千三百円という金額である。
もともと、一千円だった。税込で千百円。そこから値上がりして千二百円になり、さらに千三百円になった。店名には千の文字が入ってるままだが。
バリカン、ハサミ、スキバサミ。十分かそこらでカット終了。合わせ鏡で後頭部を映して「これでどうですか?」と聞くのは、普通の理髪店と同じ。そこから、髭剃りや洗髪がなく、掃除機みたいなホースで切った毛をウィーンと吸っていく。で、お会計して退店。
気詰まりな会話もないし、不自然にプロダクトを勧められることもなく。予約不要でカットの時間もスピーディ。洗髪がないので、家に帰ってから自分で洗う必要があるが、それは別に苦にならない。まさに、ヘアカットのファミレスのような。ドライな人間関係で、価格も安く、効率的。当たり外れもあるが、それは納得の上での料金設定。
ひとつだけ思うのは、待合室の漫画本。読んでみたいのだが、これを読むほど待たないのだよね。床屋の待合室の漫画本を読むのが好きなのだが。待ち時間が短い。
by t0maki
| 2025-02-24 03:59
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