とこなめトイレパークへ

とこなめトイレパークへ_c0060143_00460569.jpg
水が流れる親水公演のようでもあり、あるいはモダンな日本庭園のようでもあり、と思えばガウディがデザインしたタイルを使った建築にも見えなくもない。INAXライブミュージアムのはずれにある謎の施設、とこなめトイレパーク。
トイレが主役なのである。公園にある公衆トイレではなく、公衆トイレが公園になってるという。
使ってみた。
男性用小便器は外から丸見え感が強いので見るだけにとどめ、多目的トイレであろう個室を利用。蝶番のような鍵をかけ、傍にある台に荷物やカメラなどを置き、徐に洋式便器へ。天気の良い日で、外の風がそのまま流れ込んできて気持ちが良い。広々とした空間で、個室なのに開放感がある。公園を流れる水の音。そして自動的に流れる乙姫の録音された水の音がハーモニーを奏でる。
あまりの解放感に、小だけでなく大も出た。
用を足し、シャワートイレも使い、手を洗ってから棚に置いてた荷物を背負ってカメラを首にかけ、ジャケットとパンフレットを手に外に出たら、掃除のおばさんが待っていた。えらく気まずい。軽く会釈をして、そそくさと急いでその場を後にした。
臭いがこもらなかったことは救いだ。

by t0maki | 2024-10-12 11:17 | Comments(0)