パナソニック汐留美術館の「ベル・エポック―美しき時代」を鑑賞
2024年 11月 04日
パナソニック汐留美術館って、商業的にうまくやってる美術館っていうイメージ。集客がしっかりしてる。まぁ、立地が良いってのもあると思うけど。展示の企画が良いよね。多くの人に「見てみたい」と思わせる、展示のテーマ。
今回は、「ベル・エポック―美しき時代」と題して、19世紀末から1930年代に至るパリの芸術がテーマの作品展。絵画作品だけでなく、宝飾・服飾品や、書籍やそのゲラ、ポスターやリソグラフなど様々。私は、ミュシャの作品を目当てに行きました。
気になった作品は、小ぶりの絵画なんだけど、ノーマンロックウェルみたいなタッチで、こちらに向かってレモンを差し出す少年の絵。僕は、こういうわかりやすくて親しみのある作品が好きだ。買うなら、この絵だなと思った。
スペイン系フランス人の、フェルナン・ペレーズ(Fernand Pelez:1848-1913)さんが描いた『小さなレモン売り(A Little Lemon Seller)』という絵が素敵だなと思った。自分が買うなら、この作品。
縦25.0×横19.0mmの小ぶりな油絵なんだけど、とにかく絵がうまい。人物の緻密な描写がよい。ノーマンロックウェルをほうふつとさせる、人物の描き方とタッチ。ストーリーが見えてくる。
by t0maki
| 2024-11-04 14:41
| 美術館・博物館
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