東京オペラシティアートギャラリーの松谷武判展を鑑賞
2024年 10月 05日

絵を鑑賞するときのはなし。作品を眺めていると、「ここだ」というポイントに出会う。focal pointと呼んでいるが、自分でつけた名称なので、人によって呼び方は違うのかもしれない。心の琴線に触れて、作品と自分が交わった瞬間。作品の中の、エネルギーが集中する一点であったり。あるいは、展覧会全体の中でポイントとなる一作品であったり。その集中点は、ひとによっても違うし、日によっても違うことがある。
なんとなく、鍵穴みたいなイメージ。そのに鍵をガチャリと挿すと、作品が一気に見えてくる。理解できるようになる。感じることができる。そんな感じ。
東京オペラシティアートギャラリーで開催中の、松谷武判展へ。作っている様子を撮影したドキュメンタリー映像を見ていて、「そういうことか」と理解した。1962年から続けている手法。常に新しい技法を模索しつつも、根本では変わっていない。すごいな。


ここは、本当に良いアートギャラリーだよな。空間が広い。ゆったりと鑑賞できる。静かだし。
館内の椅子に座って、空間と作品を味わう。アトリエとも違う雰囲気の中、作者の視線を想像してみる。
ICCにも行こうとしてたのだが、東京オペラシティアートギャラリーに長居しすぎたので時間切れ。また来よう。
by t0maki
| 2024-10-05 14:48
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