久しぶりに「メルシアーク」へ

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神楽坂の劇場空間「メルシアーク」で開催された、畑泰介監督による学生時代の映画作品『ハムスターの空』上映会とアフタートークに参加。 

監督はちょうど僕と同年代。ひとつ下かな?1995年の作品だから、まさに僕も当時学生でした。僕は、陶芸を中心に写真もやってたので、自宅のバスルームを暗室にして写真やフィルムを現像したりなど。実は、8mmの映像制作にも興味があって、中古の安い8mmカメラとフィルムを買ったのだけど、作品を制作するところまでには至らず。あの時、一緒に映画をつくる仲間がいたら、もしかしたらとも思うけど。

そういった意味で、畑さんの作品をすげーなーと、羨ましく観てました。学生っていいなと思いつつ。

会場には、当時撮影に参加された方や、そのOB・OG的な方もたくさんいらっしゃってて。さながら僕は他校の同窓会に紛れ込んだみたいな錯覚もしつつ。アルコールの入ったおねえさまたちが、トークそっちのけで客席での会話が盛り上がってるようでした。

登壇者の高野さんは、この映画の登場人物のモデルになった方ということで。映画では別の俳優さんが演じてらっしゃいましたが、役名は「高野」と。一瞬、出演されてるのかと思いきや、あちこちエキストラで出ているだけとのこと。そのわりには、トークのほぼ八割くらいは高野さんのソロトークで。それはそれで面白かったですけど。畑さんがなかなかトークに参加してくれず、話してもマイクを使わないので、そこもまた映画とリンクしてるなぁと思いつつ。そんなアフタートークでした。

今後、メルシアーク神楽坂では、このような実験的な企画やイベントもチャレンジしていくそうで、とても楽しみ。

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8mmフィルムが3分のリールで3,000円くらいだったそうだ。1本分の現像代が、3,000円。この映画は60分なので、映画に使われた部分のフィルム代と現像代だけで12万円。もちろん、編集でカットしたフィルムもあるだろうから、実際はもっとかかっている。当時の学生映画って、やっぱりお金がないとつくれないんだなぁ。スマホさえあれば誰もが映像作品がつくれる現代って、恵まれてるよな。

畑泰介監督の関連作品。今、配信で見れるものメモ。
傀儡の声 → TVerで
イマジネーションゲーム → アマプラで
あとで見る。

by t0maki | 2024-09-30 20:15 | Comments(0)