メディア社会学のお勉強
2024年 09月 14日
この本によると、メディア社会学は、「メディア」をテーマとした「社会学」の学問であり、さらには「メディア社会」についての学問でもある、と。
とりあえず、読み始めてみたところ。声のコミュニケーションから、文字が生まれて粘土板やパピルスをメディアとして記録した時代から、活字と活版印刷の誕生。それにともなう新聞、報道、ニュース。新聞紙。そこから、ラジオ、映画、ジャーナリズムにさしかかったあたりくらいまで。まだ、40ページほど。面白いな、やっぱり。
そこでふと思い浮かんだこと。
「メディアと検閲」について。ちょっと深掘りしたいと思った。法律による検閲と、自己検閲と。インターネット時代の検閲とは?
あとで考えたり調べたりしてみる。
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生成AIは、こういう壁打ちをするときにちょうどよい。
それっぽいことを返してくれる。複数の人に同じ問いを投げかけたときの、平均値のような答えを。以下AIの回答。
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インターネット上でも検閲は存在します。自由に発信できるように見えますが、実際には多くの国やプラットフォームで情報や表現が制限されています。インターネット上での検閲にはいくつかの形があります。
1. 政府による検閲
多くの国では、インターネット上の情報を監視し、アクセスを制限しています。特定のウェブサイトやSNSがブロックされることがあります。これは政治的な情報や社会的に敏感なテーマ(人権問題、宗教、性など)に関する情報が対象となることが多いです。
例:中国の「グレート・ファイアウォール」。これは中国政府が特定のウェブサイト(Google、Facebook、Twitterなど)へのアクセスを制限するシステムです。
2. 企業による検閲(コンテンツモデレーション)
大手SNSやプラットフォームも、コンテンツモデレーションを行い、ガイドラインに違反する投稿やアカウントを削除したり、投稿を制限したりします。例えば、暴力やヘイトスピーチ、ポルノ、偽情報などが削除されることがあります。これも一種の検閲と言えます。
例:YouTubeやTwitterが特定の投稿を削除したり、Facebookが偽情報の投稿を制限するなど。
3. 自己検閲
インターネット上では、個人が自分の投稿内容に気を使い、批判や反発を避けるために、自己検閲を行うこともあります。例えば、過激な意見やセンシティブなトピックに触れないようにする場合などです。
4. アルゴリズムによる検閲
検索エンジンやSNSは、アルゴリズムによってコンテンツの露出をコントロールしています。これにより、あるテーマに関する情報が目立ちにくくなったり、逆に特定の情報が優先的に表示されることがあります。ユーザーには気づかれにくい形で情報が操作されている場合もあります。
5. インターネットサービスプロバイダー(ISP)による制限
ISPが特定のサイトやサービスへのアクセスをブロックしたり、通信速度を制限することもあります。これも一種の検閲の形態です。
インターネットは確かに自由な情報発信の場ですが、検閲が存在しないわけではありません。特に政府やプラットフォームのガイドラインによって制限されるケースが多く、検閲の形は多様です。
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そしてだんだん興味が「自己検閲」にうつっていき、なぜ人はだれにも読まれることのない個人的な「日記」を書くときでも自分で自分の文章を検閲してしまうか、などについてもAIに聞きました。
そして最後、その自己検閲から自分を解放する方法を聞いて、AIへの壁打ちは終了。なかなか面白い。
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1. フリーライティング
フリーライティングは、頭に浮かんだことをそのまま、思考の流れを止めずに書き続ける方法です。文法や構成、意味にこだわらず、ただ言葉を出し続けることで、自己検閲を最小限に抑えます。フリーライティングは、心の奥底にある感情や思考を解放するのに非常に効果的です。
ポイント: 決められた時間(5〜10分)内に、どんな内容でもいいので書き続けます。書くことがなくなってもペンを止めず、思考を追うことに専念します。
2. モーニングページ
「モーニングページ」は、毎朝、起きた直後に手書きで数ページの文章を書く方法です。作家や芸術家の創造性を刺激する方法として知られています。このプロセスは、自分の内面の声を検閲せずに表現することを目的としています。日常的な考えや感情をそのまま紙に書くことで、内面の雑念を取り除き、自己検閲を解消する効果があります。
ポイント: 毎朝、起きた直後に3ページ分の文章を書きます。内容に制約はなく、どんなことでも書いてよいとされています。
3. 自分への約束:誰にも見せないと決める
自己検閲が発生する理由の一つに、「他者が読むかもしれない」という潜在的な意識があります。そのため、創作をする際に「絶対に誰にも見せない」と自分に誓うことで、自由な表現がしやすくなります。この方法により、他者の評価や期待を意識せずに、自分自身に対して正直な表現が可能になります。
ポイント: 作品や文章が完成しても、誰にも見せないことを前提として行います。その安心感が、自己検閲を取り除く助けになります。
4. エクスプレッシブ・ライティング
エクスプレッシブ・ライティング(感情表現的ライティング)は、感情に焦点を当てた執筆法で、特に内面的な苦しみやトラウマ、困難な感情を表現することに重点を置きます。この方法では、感情に対する自己検閲を少なくし、心の中に抑え込んでいることを外に出すことが目標です。心理学者のジェームズ・ペンベーカーによって提唱されたこの方法は、自己理解を深め、ストレスを軽減する効果があるとされています。
ポイント: 日常生活で感じた強い感情や思いをテーマにして、数分間自由に書き続けます。書き終えた後はその内容を見返さないか、一定期間後に見返すことで、自己の感情の変化を観察します。
5. 制約をなくす創作方法
創作のプロセスで自己検閲を減らすために、意図的にルールや制約を取り除く方法も効果的です。たとえば、「ジャンルにこだわらない」「テーマを持たない」「意図を持たずに書く」など、明確な枠組みを設けずに自由に創作することが、自己検閲を減らすことに役立ちます。
ポイント: 完成形や結果にこだわらず、プロセスそのものを楽しむことを重視します。あえて「これは未完成であっていい」と思いながら創作を行います。
6. フィジカルなアプローチ:ダイナミック・メディテーションやボディワーク
表現の自由を高めるためには、身体的な解放を行うことも役立ちます。自己検閲は心の中だけでなく、身体的な緊張にも影響されることがあるため、身体を動かすことで心の解放につなげます。たとえば、アクションペインティングや即興のダンスを行いながら創作活動を行うと、内面的な拘束が減少することがあります。
ポイント: 深い呼吸やダンス、あるいは瞑想を行ってから創作に取り組むことで、感覚を研ぎ澄まし、自然な表現を引き出すことができます。
7. 自分の内なる批評家を無視する練習
私たちの多くは、頭の中で無意識に「内なる批評家」が存在し、それが自己検閲の原因になります。この内なる批評家を無視するためには、その存在を認識しつつ、その声を聞かずに表現する練習をします。「自分の考えに対する評価は後でやる」と決めることで、批評的な思考から解放されます。
ポイント: 創作をする際に、何度も「今は批判する時ではない」と自分に言い聞かせます。創作後に作品を評価する時間を設けることで、プロセスに集中できます。
結論
自己検閲から完全に解放されることは難しいかもしれませんが、上記の方法を使うことで、より自由で解放された表現に近づくことが可能です。特に、フリーライティングやモーニングページなどの書く習慣を続けることで、徐々に自己検閲を減らし、自然な表現が出てくるようになるでしょう。重要なのは、結果よりもプロセスを重視し、自己表現に対して柔軟で寛容になることです。
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やっぱりお勉強って、脱線が楽しい。
by t0maki
| 2024-09-14 20:56
| ライフスタイル>映画・書籍
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