With My Eyes 作品展 を観てきました

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人間の体は、長く使えば使うほど、いつかどこかが調子悪くなってくる。関節は曲がらなくなるし、感覚は鈍くなっていき、記憶力は衰えて次第に生活しづらくなってくる。今まで当たり前にできていたことが、だんだんできなくなってくる。

そんな時に、テクノロジーが人間の衰えた部分を補完できるのは良いなと思うのです。これはなにも、障がい者のためだけではなく、いずれ自分の体も不自由になっていくことを考えると、今のうちにそういう人間の能力を補完する道具なりテクノロジーについて知り、さらに支援をするのって大切だと思うんです。自分の身に起こるかもしれないことだと考えると、他人事ではなくなるので。

ソニーイメージングギャラリー銀座で開催中の、『With My Eyes 作品展 うつる、うつす、新しい世界』を観てきました。見えづらい”を“見える”に変える網膜投影カメラキットを使って、8名の「ロービジョン」の方々が撮影した写真を展示しています。

実際に、この網膜投影カメラのビューファインダーを覗かせてもらいました。普段見えている僕からしたら、普通にデジタルビューファインダーの感覚ですが、網膜に直接投影することで、普段視力が弱い方や視界に欠損のある方でも、鮮明に被写体を見ることができるというのはすごい。QDレーザ社のレーザ網膜投影技術を応用したビューファインダー『RETISSA NEOVIEWER』を使っているそうです。

私は、小さい頃から写真が好きで、ずっと歳をとってもカメラで写真を撮りたいと思っています。もちろん、ロービジョンの方たちとも、写真を撮る喜びを分かち合いたい。こういうテクノロジーって、本当に大切だなと思います。

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by t0maki | 2024-05-13 12:47 | Comments(0)