富士山を目指してまずは宝登山

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宝が登る山と書いて、宝登山(ほどさん)。長瀞駅から坂を上り、中腹には宝登山神社、山頂に奥宮がある。
縁起の良い名前なので、籤運を上げたい人などがよく参拝するとのこと。ちなみに、私は5歳から高校まで長瀞町に住んでいたので、いわば地元の山である。ロープウェイがあるが、徒歩で登ることが多い。今回も、宝登山神社から奥宮、頂上と、徒歩で登った。

今年は、富士山に登ってみたいとなんとなく考えている。今のところ、まだ具体的に計画しているわけではないが、50歳になった記念に日本一の山に登ってみるのは良いなと考えている。もちろん、装備であったり、トレーニングも必要だが。

そんなわけで、地元の山である、宝登山に登ってみたのだ。たった497.1メートルだが。途中で息が切れた。頂上で、景色を見ながら持ってきたあんパンを食べた。山頂で食べる軽食は、なんて美味しいのだろう。胸いっぱいに山の空気を吸い込む。

登るのに1時間弱。下りるのはあっという間。くねくねした登山道をまっすぐにつっきる近道を歩く。雨上がりで、ところどころ滑る。「あっ!」と思ったらバランスを崩してしりもちをつきかけた。なんとかリカバって、神社まで下りてきた。見慣れない擦り傷があるのは、あのバランスを崩したときか。なんとなく、梶井基次郎さんの短編小説にこんなシーンがあったなと思い出す。

低い山ではあるが、自分にとっては登山への第一歩。夏に向けて、もっといろんな山にチャレンジしてみよう。いや、低山や富士塚だけでなく、リアルに登る山にも。


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by t0maki | 2024-03-02 14:46 | ライフスタイル>アーバンアルピニスト | Comments(0)