成子富士に登る
2024年 02月 29日
会社帰りに美術館に立ち寄り、そのあと家に帰ろうと新宿の街を歩いていると、突然見覚えのある石柱が。「成子天神社」。
天神様とは、もちろん菅原道真のこと。平安時代の貴族であり、学者、漢詩人、政治家でもある。才能があり、功績を残した偉人であるが、昌泰の変により、大宰府へ左遷。怨念を鎮めるため、各地に神社が建てられた。そんなことから、「天神信仰」の対象となり、現在では学問の神様として有名である。
という前置きを書きつつ、本題はその先。成子天神社の奥には、境内末社として「浅間神社」があり、「成子富士」という富士塚があるのだ。富士塚巡りをしているので、この神社には何度も訪れているのだが、まったく予期しないで歩いていたら突然見つけたので驚いたのだ。
こういうご縁は、大切にしたい。
ということで、天神様を参拝した後、本殿の左奥にある富士塚へ。てっきりこの時間は閉まっていると思っていたら、ゲートが開いていた。以前は、夕方頃に閉まっていたと思ったが。登れるとは、ラッキーだ。
しかし、細い登山道である。夜中で暗く、しかも小雨も降っている。慎重に、登っていく。さすがに今回は、動画は回さない。撮影したとしても、暗くて何も映らないだろう。
そして今回も、あっさりあっけなく登頂。頂上は気持ちが良い。正面に、新宿の高層ビル。摩天楼と言ったら大げさかもしれないが、空をひっかくように立つ、スカイスクレイパーである。
頂上の浅間神社に参拝し、しばし景色を楽しんだ後、登った時と同じように、慎重に降りた。
成子天神社(成子富士)
東京都新宿区西新宿8丁目14-10
by t0maki
| 2024-02-29 19:58
| ライフスタイル>アーバンアルピニスト
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