古代オリエント博物館に初めて訪れました
2024年 02月 23日
池袋のサンシャインシティに、古代オリエントをテーマにした博物館がある。
その存在は知っていたけど、中に入ってみるのは初めて。「ぐるっとパス」を使うと、こういった普段は行ったことがない美術館や博物館にも入ることができるので、とても楽しい。
古代オリエントとは、その名の通り、「古代」の「オリエント(東方)」のこと。オリエントとは、ラテン語で「日が昇るところ」という意味。ヨーロッパから見て東方ということなので、アジアというよりは、むしろ中近東を指す。
というわけで、古代オリエントとは、現在の中東地域で栄えていた古代文明のこと。古代エジプト、古代メソポタミア、古代ペルシアなど。時代としては、紀元前4千年から、紀元前4世紀ころまで。
今から6千年前のことを、発掘調査などで見つかった遺跡などから解明していく。これは面白い。博物館の会場には、「ロゼッタ・ストーン」のレプリカが展示してあった。知っている人はすでにご存じだろうが、この石柱には古代エジプト語の神聖文字(ヒエログリフ)と民衆文字(デモティック)、ギリシア文字の3種類が彫られていて、この碑文の解読によって古代エジプト語の解読が可能になったという。ちょうど、印刷博物館にもこの石碑のレプリカがあって。ちなみに僕は大英博物館で本物を見たことがあるのが自慢。ロゼッタストーンの形を模した、小さなUSBメモリも持ってますよ。
博物館の会場には、楔形文字体験コーナーもあって、へらをつかって年度に文字を書けるというものも。こういう、体験コーナー大好き。
商業施設の博物館と思って何気なく入ってみたけれど、しっかりと発掘や研究も行っていて、かなり骨太でしっかりした博物館だった。
古代オリエント博物館
東京都豊島区東池袋3-1-4
by t0maki
| 2024-02-23 16:23
| 美術館・博物館
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