豊島長崎の富士塚

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2009年に日本橋で小さなオフィススペースを借りて「会社ごっこ」をしてた頃、すでに「登らない山登り」のアイデアがあった。「アーバンアルピニスト」という遊びの肩書を名乗って、都内近郊で山がつく地名を訪れたり、低山を散歩したりするのだ。

2018年に子供たちと一緒に品川を街歩きするというイベントにボランティアスタッフとして参加した際に、品川神社にある富士山を模した築山「品川富士」と出会ったことから、富士塚にとても興味を持った。調べていくうちに、都内近郊には遺構も含めて200以上の富士塚やそれを作った富士講のスポットがあるらしい。というわけで、そういった富士塚も登らない山登りの対象に加えて、毎年訪れている。中でも、「江戸七富士」と呼ばれる7つの富士塚は、毎年コンプリートしている。今年もまた江戸七富士のいくつかにもうすでに訪れている。

そんな江戸七富士のなかで、一番登頂が難しいのがこの「豊島長崎の富士塚(高松富士)」だ。普段は閉鎖されていて、入ることができない。唯一、7月1日のお山開きの前後に2日間だけ一般開放されて、登ることができる。しばらく、コロナ禍の影響でお山開きは中止されていた。昨年は4年ぶりにお山開きが行われたが、あいにくその日は訪れることができなかったので、私は5年間この山には登れていない。2018年と、2019年に登ったきり。

江戸七富士の中でも、常に登れる山と、普段は閉鎖されていてお山開きを含めて年に何度か登れる山とがある。

▼普段から登れる富士塚
・音羽富士
・千駄ヶ谷富士
・品川富士

▼お山開きの日など限られた日にのみ登れる山
・豊島長崎の富士塚(高松富士)
・江古田富士
・下谷坂本富士

▼現在登れない山
・十条富士 ※移築工事中

とりあえずこの日は、雨の中、閉鎖されている豊島長崎の富士塚を下から参拝した。高松浅間神社も柵の外から参拝。ちょうど隣の敷地が公園になっているので、そこから富士塚を見上げることができる。

去年、4年ぶりにお山開きが行われた高松富士。今年は登ることはできるだろうか。

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豊島長崎の富士塚(高松富士)
東京都豊島区高松2丁目9-3


by t0maki | 2024-02-23 12:42 | ライフスタイル>アーバンアルピニスト | Comments(0)