今年も311の日に

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2011年3月11日14時46分に何をしていたか、当時東日本にいた人は記憶に残っている人が多いんじゃないかな。
東日本大震災、東北地方太平洋沖地震が起きたとき、私は秋葉原のオフィスで仕事をしていました。
地上10階くらいだったろうか。尋常でない揺れが来て、自分のデスクにあるモニターはなんとか押さえたけど、隣のデスクのモニターは倒れた。しばらくして、千葉方面のコンビナートから炎が上がっているのが見えた。

しかし私は割と冷静に淡々と仕事をこなし、その後普通にメールを送ったりもしていた。
交通機関がマヒしていて、携帯電話もつながりにくく、その日は公衆電話に行列ができていた。在庫がなくなってしまったコンビニを横目で眺めつつ、混雑している歩道を歩いて家まで帰った。

私は、母方の実家が福島で。妻の両親も宮城にいることから、東北地方には縁が深い。親戚も多く住んでいる。
地震直後はただただ呆然とするのみだったが、しばらくしてGoogleに出向になったのを機に、Innovation東北という復興支援のサービスのお手伝いをしたのをきっかけに、自分でも雄勝や会津を訪れたりもした。とりあえず、自分のできる範囲でなにかサポートになりそうなことを。ただ、行ってみて思ったのだが、「何かをしてあげる」というのとはちょっと違くて、「一緒に何かしよう」という方が近い。支援したいと思えば、てっとり早いのはお金を寄付することだ。そうではなく、現地に行くのならそこにいる人たちと交流しつつ、一緒に活動することで支えになれたら。

震災から13年になる。当時生まれた子供も、今はもう中学生。関東大震災から100年が経過し、今でも災害の備えについては話題にのぼるし、東北の人たちについてもずっと気になる。

今年は、正月に能登で大きな地震もあった。これからも、地震は来るだろう。
13年前の、あの日。助け合いの心をずっと覚えておきたい。

今年も、この日に「元気が出る100のつぶやき」を読んだ。

だいぶリンク切れになっているので、英語版に翻訳されたGoogle Docのところに日本語もあるので、そこで読めます。



by t0maki | 2024-03-11 19:32 | Comments(0)