パナソニック 汐溜ミュージアムでフランク・ロイド・ライト展を鑑賞
2024年 01月 28日
パナソニック 汐溜ミュージアムへ、建築家フランク・ロイド・ライトの展示を観に行く。私は、建築は好きだがそれほど詳しくはなく、この展示も「ぐるっとパス」がなければ多分来ていなかった。帝国ホテルを設計したのは、かろうじて知っていた。あれ?落水荘もこの人なのか、と展示を観て知った。そして何よりも、チェコ出身の建築家アントニン・レーモンドさんの師匠的な存在だったことを知り、俄然親近感を持って興味がわいてきた。
フランク・ロイド・ライトさん、なかなかに破天荒な人生を送られていたようで。家庭を捨てて駆け落ちしたり、その夫人が弟子たちと一緒に使用人に惨殺されたり。1913年から帝国ホテル設計のプロジェクトに関わっていて、惨殺事件があったのが1914年だったから、まさにプロジェクトの最中。そんな精神状態が影響したのかどうかはわからないですが、当初150万円の予算でつくるはずが900万円にふくれあがり、1922年にライトは事実上のクビに。総支配人も責任を取って辞任。建設は弟子が引き継ぐことになる。ライトは70を超えても精力的に仕事を続け、1959年に91歳で亡くなるまで数多くの建築作品を残した。その一部は、「フランク・ロイド・ライトの20世紀建築作品群」として世界遺産に登録されている。
by t0maki
| 2024-01-28 17:51
| 美術館・博物館
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