夜な夜な読書タイムでオラファー・エリアソンの本を読む

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英治出版の夜な夜な読書タイムへ。結構久しぶりかも。

『書く技術』の新刊を読みたかったのだが、到着したときに会場にはその本がなかったので、手持ちの本を読むことに。オラファー・エリアソンさんの、2020年の現代美術館での展示についての本。ここに載ってる作品をつい先日見たのと、さらに2003年に初めてロンドンに行ったときに見た作品も載ってたので。
アートとサステナビリティについて。さすが、きちんと考えられている。かっこだけのポーズではなく、しっかりプロジェクトとして取り組んでいる。

アートと、サステナビリティは、ある意味一見相反するもののように見える。創作表現のために、環境負荷を考えるのは「制約」になり得るから。その制約を乗り越えて、かつさらに作品を高みにもっていくには。
アイデアを具現化するための「運動」エネルギー。実現のための創意工夫や問題解決。実験やリサーチ、プロトタイプを重ねていき、チームとして作品をつくるのは素晴らしい。さらに、梱包や輸送も工夫することでカーボンフットプリントを軽減する。
プロジェクトの「予算」と同様に「サステナビリティ」も計算して数値化を行い、作品をつくるということ。

私もただなんとなくアートのサステナビリティを追いかけていたが、ここまでできると良いな。学びの多い、良い読書体験だった。

帰りがけに会場にやってきた「書く技術」の本もパラパラとページをめくったら面白そうだったので、近いうちに読もうと思う。

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by t0maki | 2024-02-20 22:16 | ライフスタイル>映画・書籍 | Comments(0)