第72回 東京藝術大学 卒業・修了作品展

藝大へ、卒展を観に行く。

学生時代を思い出す。リノの大学で、アートを学んでいた頃。美術館も良いけど、こういう学生さんたちの学びの場を訪れるのも良いな。作品が生まれる場。

時々、若々しく自由で開けっぴろげで微笑みたくなるような作品が並ぶ中、時々ハッとするような傑作に出会う。惹きつけられる。すごいなと思う。

会場をぐるりとまわりつつ、「頑張って」という気持ちと「頑張らねば」という気持ちと。

藝大ってさ、時々こういう恐ろしいほど迫力のある作品が置いてあって、スゲーなと思う。画力と、モチーフと、ストーリーと。どんだけの集中力と時間を使って描いたんだろうかという作品。

世の中には、こういう人がたくさんいるんだろうなと思う。僕の落書きでは、とうてい太刀打ちできない。

でもまぁ、絵を楽しむということでは私も負けないので。と、ちょっと嘯いてみる。

いやしかし、すごいな。これで学生だったら、今後どうなるんだろ。