「みちのく いとしい仏たち」展

東京ステーションギャラリーで開催中の、「みちのく いとしい仏たち」展を見に行ってきました。青森・岩手・秋田の「みちのく」で、民間人によってつくられた木彫りの仏像を展示するイベント。これはぜひ見たいなと思って。

ひとつひとつの仏像が、なんて素朴で優しげで、温かいか。東北の人たちの信仰と祈りが伝わってきます。

なかでも、円空の作品はさすが。鉈でガンガン削ったような荒々しさの中に、透き通る静謐さ。一刀一刀に、無駄がない。削るべきところを削り、最小限のストロークで正確に形をつくっている。なにかこう、作品を見ながら背筋が伸びるような心持でした。ギャラリー内は撮影NGなので、入り口とパネルの写真だけ載せておきます。この、子供の絵みたいな仏像も、味があって素敵。

突然、猛烈に木彫をやりたくなりました。

そしてギャラリーの外には、東京駅にちなんだ常設展示も。

木を彫ってつくった仏像をたくさんみたものだから、こういう柱や木材を見ると、思わず彫刻をつくりたくなってしまう。

大阪で、円空の作品展があるそうで。期間中、訪れてみたいな。

東京ステーションギャラリー、はじめて中に入りましたが、素敵な場所でした。