listening stones making landscapes

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没入型のパフォーミングアート。床や壁を連続してノックする音から始まり、紙で作ったコーンを並べていく。ひと山分のコーンを全部並べ終わって終了かと思いきや、それを今度は少しずつ移動していく。同じ色のコーンごとに、ゆっくりと。

とても興味深い作品だった。ミハイル・カリキスさんと、マルアン・シパートさんの、2人のアーティストのユニット。白い服と黒い服でパフォーマンスをしてたので、てっきりチェスをイメージしているのかと思ったら全然違った。地震がテーマだった。なるほど、That makes sense. 途中でマニフェストの朗読があって、理解しました。

狭い部屋に、20人くらいの観客。コーンを立てると、だんだん動くスペースがなくなっていくという。階段のところに座ってたんだけど、だんだんコーンが迫ってくるので部屋の反対側へ逃げました。面白い体験。

YOKOSUKAからのASAKUSAなのですが、そんな感じで。

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実際に使われた小道具のひとつをいただいた。知らない人が見たら、単なる紙を丸めたものに過ぎないが、僕にはこれを通じて地球(と地震)をテーマにしたあのパフォーマンスが見えてくる。1978年の、ギリシャでの地震。同じ月に起こった、宮城の地震。パフォーマンス後、帰りがけにアーティストさんと少し立ち話をした。埼玉での展示も興味ある。

この紙のコーンに使われた写真は、ブラジルの鉱石を撮ったものらしい。まだ広げていないので、全体は見てない。

タイトル:listening stones making landscapes
アーティスト:ミハイル・カリキス&マルアン・シパート

by t0maki | 2023-10-08 23:12 | Comments(0)