「顔のYシャツ」の看板デザイン

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100年の歴史を上書きして、2年前のビエンナーレでの展示。そして今年、タイムカプセルを開くようにまた新しい展示が始まる。

顔の看板が目印の、「顔のYシャツ」の建物。Yシャツ屋さんとしての役目は終わり、今はアートの展示スペースに。それも、来年で幕を閉じるようだ。

今はただ、この場所に「顔」があった証を少しでも残そうとしている。その、100年の歴史の痕跡を。

この看板の顔をトレースしデシダル化して、いくつかのグッズをつくるお手伝いをしました。

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看板の後頭部を後ろから見たところ。
左方向に歪んでいるのがわかると思います。これは、路面電車が走る大通りが左方向にあったため。靖国通りの方角からこの看板を見ると、この歪みが補正されてバランスよく見えるようです。

今回、イラレでデータを作るとき、どうもこの歪みが気になったんですよね。なんか、曲がってる。たまたま、素材としてもらったデータが歪んでるのかと思ったら、どうやら実物が歪んでいるらしい、と。

グッズを用のデータを作る時は、この歪みを少し補正して、正面から見ても違和感がないようにしました。なので、基本トレースでデータを起こしていますが、そのあとで少し正面から見てもバランスがよくなるように整えています。

もしグッズを購入した方は、実際の正面の看板と見比べながら、その違いを確認してみてください。

by t0maki | 2023-10-15 08:22 | アート | Comments(0)