作品を届ける

夏の終わりに体調を崩して、何度か病院に行って検査をして、結果大丈夫そうなんだけどまだ通院はしていて。その医療費でお小遣いが吹っ飛んでしまってもともと少なかった銀行口座の残高が完全に空になり、引き落としの日までに預け入れか振り込みをしなければヤバイということに。

そんなタイミングで、優美堂で展示していた作品が2点売れて、さらに版画作品を20点ほどオーダーいただいて納品するなど。今まで趣味の「日曜アーティスト」として活動していたので、あまり作品を売るということはしてこなかったけど、こうして作品が誰かの手に渡るというのはとても嬉しい。そして、銀行口座もギリギリ空にならずに済んだ。

別に、お金は入っても良いし、入らなくても良いのだけど、やっぱりあればあったでいろんなことが楽になる。画材や道具が買えるしね。でもまぁ、ないならないでないようにないことを前提にして制作はできるので金がないこと自体は問題ではなく。むしろ、プロジェクトがより楽しくなるくらい。予算をつくるところから始められるし、お金をかけないための試行錯誤も楽しいし。

とは言え、キャンバス用のプライヤーとか、自分用のインパクトドライバー、糸鋸とか、もう少し大きなプレス機なんかも欲しいなとここ何年か思っていて。アトリエ工房的な空間も手に入れたいし。やっぱり先立つものは金なのかもしれない。

一時期、携帯電話用の待受画像をひたすら作っていたことがあって、ほとんどは作る先から私のサイトで無料公開していたのだが、たまに企業さんからオーダーいただいて納品もしてた。そこで得たお小遣いで、画像編集ソフトを買ったり、ハードディスクや本を買ったりなどはしていた。

積極的に作品やスキルを売るということをしてこなかったわけだが、少しそういったことにもチャレンジしてみようか。