初めての文楽鑑賞

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文楽と浄瑠璃の違いすら知らないまま、誘われるままに文楽を初鑑賞。初めてなので、全てが興味深い。2時間弱の公演で、始まって30分くらいで20分の休憩が入る。みなさんそれぞれ、ロビーの売店で食べ物を買ったり、飲み物を買ったりしつつ。公演のガイドブックや、お土産なども売ってる。

今日は大きな荷物を持ってたので、大きなロッカーにカバンを入れたら、20円だった。ゼロひとつ隠れてるのかと思ったら、やっぱり20円。安いね。

物語を節をつけて唄う人と、三味線を弾く人。公演の幕ごとに担当が入れ替わる。人によって、ナレーションや語りの声色が変わる。慣れないと戸惑う。最後の幕は、4人の語り手と、4人の三味線奏者。みんな、名前の下に「大夫」がつく。

一体の人形に、三人の人がつく。名人らしい人は紋付きで顔出し。他の2人は黒装束の黒子。息を合わせて、人形に演技をさせる。他にも、小道具を渡す人など、背景の動きも面白い。

大夫を見て、人形を見て、演者と黒子を見つつ、さらに字幕にも目をやる。まぁ、忙しい。面白い。

カット割りで、顔のアップの映像が欲しいが。そういう時のために、オペラグラスを持参するんだろうな。結構前の席だから見えたけど、これは遠くからだとなかなか人形の表情までは肉眼では見えないね。

演目は、有名な心中もの。これだけを見ると、「いや、それって死ぬほどのことか?」とか思ってしまうかもしれないけど、時代背景やしがらみとか流れとか当時の社会ルールとかを鑑みると、そういうこともあり得るのかなと思う。まぁ、ほんとうはもっと下世話な感じかもしれないし、実際に起こったことよりは物語として脚色はされているのだろうけど。

文楽のセットを見ていて、なんとなく「ドリフのコント」の舞台を連想した。日本の伝統芸能、そんなところに繋がってたのか。

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by t0maki | 2023-09-16 23:42 | Comments(0)