建築と生物多様性

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nl/minatoの生物多様性についてのリサーチプロジェクト。だいたい隔週で開催して、二か月が経過したところ。

今日は、建築家の安部良さんをお迎えして、事前の動画セッションと、冒頭30分のオンラインミーティング。その後、オフラインで建築や場づくりなどについて自由にディスカッションの流れ。

うっかりスタートの時刻を勘違いして、15分早く着いたと思ったら、15分の遅刻だった、やばい。

瀬戸内芸術祭で2010年につくられた「島キッチン」が、23年経った現在でも地元の人たちに愛されているという話が聞けて良かった。柿の木を囲むように、屋根が設置されて、そこが地元の人たちの居場所になるという。ここは、行ってみたいな。

最初は異質なものだった「誰かの作品」が、時間が経ってそこで過ごす時間が増えていく過程で「自分の場所」に変わっていく過程が素晴らしい。

時間の経過と、知ることが、自分ごとに繋がるという、良い例。

コミュニティスペースを立ち上げるハードルと、それを維持していくことの難しさ。それは決してひとりでできるものではなく、いろんな人の協力があってこそ。ここらへん、また先日の「対話」について書かれた南アフリカの事例がそっくりそのまま当てはまる感じで面白い。

というわけで、今夜も面白い内容でした。次回も楽しみ。


by t0maki | 2023-07-26 21:30 | Comments(0)