きみのなりたいもの

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バービーを通して、ジェンダーについて課題を問いかけるという、とてもメッセージ性のある展示だった。なりたい職業にチャレンジしてみよう、と。

どんな人でも、個性や特性を活かした居場所が見つけられるような、そんな社会が実現できると良いな。

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性別による隔たりの他に、年齢による偏見もあるなと感じる。それは、この展示とは直接はかんけいないが。

「49歳のおじさん」として、そのカテゴリに押し込まれるのは嫌だなと思うのだ。中年の危機?そうかもしれないけど。

「将来の夢は?」と聞かれた時、それは大概子供が若者に向けられる。まだ、社会に出る前の人たちに。人生100年と言われる時代、50歳から見えてくる未来の自分もあるはずだ。だから、老後の夢ではなく、将来の夢は誰にだって聞いて良いと思う。

自分が寛容であろうと思っていても、社会が許さないということもあるだろう。あるいは、自分の中にある「これが社会だ」という固定観念によって、自分を型にはめてしまうというような。

今回、会場で名刺作りのちょっとした企画に参加して、景品にバービーカラーのピンクを基調としたカラフルな色の小さな布ケースをもらった。僕はこれを素敵だなと思ったが、多分これに弁当を入れてオフィスに持っていくことはないだろうと思った。それは、世の中の寛容性というのもあるが、やっぱり50目前の初老の男が小さい子が好みそうなバッグを一眼のつくところで使うということにまだ抵抗があるのだろう。多様性を受け入れる、寛容性のある世の中を目指すと言いつつ、個人レベルではまだなんとなくまだこんな風に恥ずかしがっている。

というわけで、何が言いたいかというと、志茂田景樹さんは偉大だということか。

街中で、おじさんがバービー柄のケースを持ち歩いても、笑わないでいてあげてください。

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キミのなりたいものっ展?with Barbie
主催:ITOCHU SDGs STUDIO
協力:バービー(マテル・インターナショナル株式会社)
期間:2023年4月1日(土)~7月17日(月)
会場:ITOCHU SDGs STUDIO
(東京都港区北青山2-3-1 Itochu Garden B1F)
料金:入館料無料
開館時間:11時~18時


by t0maki | 2023-07-12 23:29 | イベント・スポット | Comments(0)