カプセル暮らしについてのアーティストトーク

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奥野ビル 306号室で開催した中銀カプセルタワービルをテーマにした作品展に作家として参加。最終日にアーティストトークをさせていただきました。定員8名のところ、ほぼ満席。

作品の解説や、AIナレーターによる「カプセル宣言」の朗読、プレゼンテーションと、最後に軽く自己紹介と交流タイムという流れ。

一応、事前にプレゼン資料をつくっていたものの、当日のトークの流れはほぼアドリブで。プラン通りに行かなかったカプセルタワーの運命を象徴するように、私のプレゼン内容もプランとその余白みたいなテーマで話をしました。

2019年にカプセルタワービルに1ヶ月間住めるということが決まってから、滞在中にやってみたいことをブログに書き出しました。アイデア出しの数は、100記事を超えました。そのうち、実現できたのは半分ちょっとくらい。そのかわり、予想もしてなかった企画がどんどん立ち上がって、結局最終的にカプセル滞在中にやったことを記事にまとめていったら、やっぱり100本を超えました。私が企画して実行したプロジェクトの他にも、知人たちがどんどんこの場所でやりたいことを持ち込んで来てくれて、気づけば毎日のように楽しい遊びのプロジェクトで溢れてました。

本当に、幸せな1ヶ月間でした。

今回のアーティストトークでは、その一部もご紹介。カプセルタワービル自体も、二十数年周期でカプセルが交換されて新陳代謝をする予定だったのがそのプラン通りには実行されず。50年間一度も交換されることなく、昨年解体となってしまいました。けど、予想してないことがそこで起こり。23個のカプセルが保存・再生され、これからいろいろなプロジェクトが進んでいきます。

全てのことがプラン通りに運ぶわけではないけど、プランから逸れたところにも面白いことがいろいろ起こるんだな、と。

しっかりとプランを立てつつ、そこから逸れるところの面白さみたいなものがありますね。


by t0maki | 2023-07-02 23:56 | アンバサダー | Comments(0)