神保町散歩

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18:30スタートのつもりで優美堂へ訪れたら19:00スタートだということで、神保町を散歩。この街は、ずっとぶらぶらしていられる。

ボヘミアンズ・ギルドで本棚にならぶ背表紙を眺めて、その後文房堂で画材を手に取り、ふと思いついて「神保町 レコード屋」で検索したら一番最初に出てきたディスクユニオンへ。

先日、アナログの音楽メディア、つまりレコードをテーマにしたトークイベントとドキュメンタリー映画の上映会に参加して、レコードを売っているお店にいきたくなったので。

お店に入った瞬間、「あ、この匂い懐かしい!」って思った。レンタルDVD屋さんって、こんな匂いがしてた。古本屋とも違う。うっすらタバコの匂いとか。いろんな人の家の匂いを混ぜたような。ちょっとアングラな大衆文化の香り。

当然レコードプレイヤーは持ってないのでジャケットを眺めるだけなんだけど。いろいろ見てたらついついCDを買ってしまった。なぜ?

こんな風に、配信やデジタルではなく「モノ」として音楽を買うのって何年ぶりだろうか。1996年に北米大陸をぐるり長距離列車で旅していた時にずっと聴いていたエニグマのCDがあって、懐かしいと思って眺めていたらその隣にあったCDが聴きたくなって。昔は、こんな風にお店でジャケットのプレイリストを観て、CDを買っていたなと思い出した。

やっぱり、こんな風に音楽がパッケージ化されているメディアに触れるのは良いな、と。そこに音楽があるって感じがする。

ホントはレコードも欲しいと思ったんだけど、まずは聴く環境がないとね。

チェコで、スメタナの生家があるリトミシュルのお城に泊まったことがあるのだけど、そこには部屋にレコードプレイヤーがあって自由に聴けるようになってた。ああいうの、良いな。

都内にも、レコードが聴ける場所って探せばあると思う。kitteの博物館で、そんなイベントに参加したこともあるし。喫茶店とか、レコードで音楽をかけているお店もあるだろう。あ、そうだ。下北沢のレコードショップにも今度訪れてみよう。

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by t0maki | 2023-05-20 18:53 | Comments(0)