はじめての文庫上製本
2023年 03月 25日
前回、MOTOYA Book Cafe Galleryをはじめて訪れた時に手作りの本の展示をしていて、良いなぁと思ったのですよ。ブックエクスチェンジのコーナーで、持参の本と、そこに置いてある本を交換したのですが、その時の本がたまたまカフェの方の自作の本でした。新書版の本に、手製のハードカバーが付いているもの。すごいなぁ、と。僕もつくってみたいなと思いました。
ちょうどその頃、「本」をテーマにあちこち行ってたので、翌日に「本と活字館」を訪れたり、神保町で本屋巡りをしたりなど。それが、昨年の9月下旬。
あっという間に半年近く経って、再びMOTOYAさんで手製の本をテーマにした展示があるというので会社帰りに立ち寄りました。やっぱり、本をつくるのは良いなぁと思い、家に帰ってからも手製本の動画を見たり、調べ物をしたりなどしてました。ハウトゥ本を調べて図書館に貸し出し予約をした流れで「美篶堂」という手製本の会社があることを知り、その流れで新宿小川町の「本づくりハウス」というところで手づくりの本の展示をしていると知りました。
いろんな作品を目の前で見て、触れて、ますます自分でもつくってみたくなったところで、会場にキットが売ってたのでさっそく買って、自宅でつくってみた、と。
というわけで、私の手製本のデビューがこちら。無印良品の「文庫ノート」を使って、表紙を付けて製本しました。
無印の、文庫本サイズのノート。以前、なんちゃってビジネス本の表紙をつくって、アートギャラリーやアートフリマで販売した時も、中身はこのノートを使ってました。
まずは、表紙の紙を剥がします。
綿の生地を和紙で裏打ちして、「板紙」と呼ばれる厚紙を表紙、背表紙、裏表紙のサイズでカット。裸の文庫本の背中に網状の布「寒冷紗」を貼って、「花布」と呼ばれる飾りを付ける。この時に、紐の栞も一緒に。で、表紙一色と、本の中身「本文」をくっつけて完成、と。
折り目のところは、竹籤を使って型をつけるのが良いようです。
さっくりと、作り方を学びました。
というわけで、ここからは応用編。キットをなるべく使わずに、今学んだ作り方を参考にしながら、家にある材料でつくってみます。
続きは、次の記事で。
by t0maki
| 2023-03-25 05:19
| アート
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