「ポコラート全国公募Vol.10受賞者展」へ
2023年 02月 19日

九段下生涯学習センターで開催中の「ポコラート全国公募Vol.10受賞者展」へ。ちょうど、ギャラリートークが開催されているところでした。
ポコラート展をみにいくたびに、「アートとは?」みたいなことについて考えたくなる。自分の答えとしては単純で、人間がつくったものは全てアートになり得ると思う。作ってる本人がアートだと言えばそれはアートだし、あるいは本人はアートだと思ってなくても周りの人がそれをアートだと言う時もある。人工的を意味するアーティフィシャルが、すなわちアートと同義だという考え。人工的なものはすなわちアーティフィシャルでありアートであると。
作り続けている本人は、それをアートとは思っていないかもしれない。内なる衝動に従って、ただ手を動かし続けているだけなのかも。でも、そこに「アートだ」というスポットライトを当てたら、それはアートになる。
作者の他に、プロデューサー的な存在がいる。マネージャーとか、キュレーターとか、呼び方はともかく、作品と世の中をつなげるという役割の人。
作り続ける人。それを集めて、展示して、作品として昇華させる人。作品を作る人と、それを作品展に応募する人は、必ずしも一致しない。それで、良いのだと思う。
自分の中にも、作品を作り続けたいという思いがある。それを作り手としての「タチ」だと呼ぶ。観客の有無に関わらず、作りたいから作る。作らずにいられないから、作るのだ。
と、遠くから静かに共感しながら、ギャラリートークと作品展を鑑賞した。




by t0maki
| 2023-02-19 23:42
| アート
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