自然の中で施工・解体作業

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壁と屋根を外してスケルトン化。久しぶりにバールを使って解体作業、楽しい。

バールを操り、急所を探る。釘を見つけて軽く捻るとパリンと外れるのだが、急所をつかないといくら力を入れても一向に外れない。コツを掴むと、力を入れなくてもすいすい解体できる。もちろん、板の重なり具合などで、どうしても力を入れないと外れないこともある。そんな時は、親の仇のように渾身の力でバールを叩きつける。力だけでなくわりと頭も使う、知的なゲームのようである。

壁を剥がしたらそこにヤモリがいて、「やれやれ」という感じでゆっくりと移動していった。いつからそこにあったのか、小さな蜂の巣は空っぽでカラカラになってた。いつも都内で施工していたので、こんなふうに自然の中での作業もいいな。

ドアのボルトを外してたら、キコキコと軽快な音がして、近くのウグイスがそれに反応して陽気に話しかけてきたのが可笑しかった。

押入れの壁を剥がしたら新聞が出てきたので、日付を見たら昭和のもの。35年前か。この建物自体は、もっと古いのだろうけど。たぶんこれは、増設部分。

かつて人が住んでいた空間が、また人の手によってリノベーションされて、新たな空間として生まれ変わる。久しぶりの、「優しい施工チーム」の共同作業。ひたすら楽しかった。

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by t0maki | 2023-03-04 17:53 | アート | Comments(0)