久しぶりの映画館

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アバターを観てきた。映像はすごいし面白かったけど、全体のストーリーを見渡すとなんで日本では流行らなかったのか(とうかは知らないけど話題にはそんなにならなかった)かが、分かるような気がする。

以下、ネタバレありで。

今回のテーマは、海。ポリネシアンな雰囲気。
前回は全部族を巻き込んでの全面戦争という雰囲気だったけど、今回は漁船に乗り込んだ傭兵と、島の人たちとのお話ということで、どうしてもスケールダウン感は否めない。ストーリーの主軸は家族だし。

全然、良いのだけど。
でもやっぱり、島の人々にとっては完全に疫病神だよなあ、と。ところどころツッコミを入れたくなるようなストーリー展開で。子供たちが捕まって、「やっと逃げられた」の次の瞬間にまたバラバラ捕まって、あれはない。

スナイパーが何度も撃てるけど撃たず。子供も人質に取るけど傷つけたりもせず。ただ、お母さんがスパイダーを切り付けたところで、完全に引いた。だって、あの物語の中で唯一まともというか、正しくて頑張って、苦悩してるのがあの少年だから。

続編があるんだろうなという終わり方とか。良いんですけど、なんかモヤモヤする。

前回は、もっとドラマチックだったし、一人一人の個性がよく描かれてた。今回は、科学者たちは中途半端だし、女性の将軍も途中で消えたし。私怨に燃える大佐が、執拗に個人を追いかけてるだけの、こじんまりとしたお話で。思春期の子どもたちとその孤独を上手に描いてはいるものの、それってアバターの世界でなくても良くない?とか。

メタファーとして、もろ捕鯨船が登場するわけだけど。その船員だというだけで、あんなに執拗に殺戮しまくるのって感じ悪いよな。乗組員にだって、家族はいるっていうのに。

とにもかくにも、タイタニックとアビスとエイリアン2とが混じり合って、ジェームズキャメロン監督らしい映画だったけど、もう少しストーリーがなぁ。

と、文句を言いつつやっぱり映像は美しくて、久しぶりにたっぷりお金をかけた映画を映画館で観られる贅沢は味わったので満足です。


by t0maki | 2023-02-21 23:56 | ライフスタイル>映画・書籍 | Comments(0)