学生時代の陶芸彫刻作品の写真をこれから版画に

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年始の買い物。嫁さんと娘のお供で、アウトレットモールへ。到着して、お昼を食べて。さて、手持ち無沙汰になったので別行動。近くの公園に来ました。

鳥の囀り。遠くから、子供の声。平和でいいな。

こういうのんびりとした時間には、ブログが捗る。

さて、何を書いてたっけ。年始に、版画を作ろうと思って。そのネガになる「版」をつくってるんだった。学生時代に撮影した、主にポラロイドの写真を使って、小さな版画作品をつくる予定。昨年の6月に、アーティストインカフェの企画で『恩送りアートカフェ』をやって、その時に作ったのと同じ手法。

もっと言うと、1998年に大学を卒業する頃に、よく使ってたイメージトランスファーのやり方。

そうなんですよ。ここにきて、四半世紀前の学生時代にやっていた創作活動にシンクロするというか、フラッシュバックすることが多くて。この、版画の手法もそうだし。優美堂での施工作業や、壁塗りなんかもまさにそう。大学を卒業してから一時停止していたアートの創作活動がまた本格的に再び動き出したかのような。もっとも、会社員としての仕事をこなしつつの、隙間時間のささやかでちっぽけな趣味の世界でしかないのだけど。それでも、少しずつでも、進めていきたい。

冒頭の写真は、学生時代の陶芸彫刻作品。石膏で人形の顔の型をとって、それを使って粘土でひたすら顔をつくり、それをつかって作品をつくったもの。氷晶石を使った釉薬で、錆びたようなメタリックな色と質感を出しつつ。現代の文明を表現するような、あるいは1000年後の未来から今の時代を覗き込むかのような、そんな作品。

この作品は、まだ残っていたっけ?それとも、リノを離れる時に、叩き壊したかな。輸送中の船便でほとんど壊れたから、もう残ってないだろうな。でももしかしたら、カケラがまだどこかに残ってるかもしれない。野菜や果物と違って、こういった彫塑作品は耐久性が高いので。

とりあえず、写真には残っている。その時に生まれるアート。それを記録し、アーカイブする、と。そしてまた、そこから作品が生まれる。

いろいろネガを作ったから、これから実際に卓上プレス機を使って版画作品を仕上げていく。その中から一つの図柄を選んで再び版をつくり、10点完成させたらドイツに送る。世界中の人たちと版画作品を持ち寄って交換して、巡回点をやるという試みなのです。楽しみ。


by t0maki | 2023-01-03 14:39 | Comments(0)