カプセルハウスKのいろんな窓
2022年 12月 31日
さて、おそらくこれが今年最後のブログ投稿。
今年を振り返って、カプセルハウスKに泊まれたことはしみじみとうれしい。
中銀カプセルタワービルが作られた翌年、同じカプセルのコンセプトで長野につくられたのがこのカプセルハウスK。前者が140個のカプセルユニットを組み合わせたビルなのに対して、こちらは4つのカプセルを組み合わせた戸建てのタイプです。モデルハウスのような感じで、黒川紀章さんが別荘として建てたようです。
銀座の中銀カプセルタワービルと似ていますが、ディテールは異なる部分も。特に、窓は銀座のビルと長野の別荘とで建築基準法が異なるらしく、こちらの建物の方が自由です。
壁面から飛び出す、キャノピー型の窓。中からの視界も広いですし、外から見た感じもユニークですね。
開閉式のデスクとか、ブラウン管テレビとか。ラジオも一緒だけど、オープンリールデッキではなくここはカセットテープでした。
なんか、ハリウッド映画のセットに出てくる、日本の部屋みたいです。
銀座八丁目にある中銀カプセルタワービルは解体されてしまいましたが、1973年竣工のこちらの建物はまだ残っていて、今年からAirbnbでも泊まれるようになりました。
まだまだ、カプセルとメタボリズムのストーリーは続いていきます。
by t0maki
| 2022-12-31 16:55
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