映画『Zátopek』を鑑賞

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今年は、僕自身も初めて東京マラソンでフルマラソンの大会に参加したり、2度目の100kmウォークの大会を歩いたり、さらに先月は今年で6回目の参加となる越後謙信きき酒マラソンを走るなど、もっぱら走る(歩く)ことが多かった。フジテレビの『逃走中』にエキストラで参加したりなども含めて。

そんな中、チェコ共和国大使館の映写室で陸上選手エミル・ザートペクの映画『Zátopek』の上映会があったので、参加してきました。この場所で映画を観るのは、本当に久しぶり。ここ2年以上、こういった上映会イベントは開催できなかったので。この場所で、またこのように映画を観ることができて、しみじみ嬉しいです。

さて、ザートペクという陸上選手。ちょうど100年前に生まれた方で、チェコスロバキア時代の人。戦時中は軍隊に入ってトレーニングをしたりなどしつつ、1952年のヘルシンキオリンピックで5000メートル(5km)、1万メートル(10km)、そしてフルマラソン(42.195kn)の3種目で金メダルを獲ったというとてつもない人物。ちなみに奥さんも同い年で誕生日が一緒でかつその人も同じヘルシンキオリンピックで槍投げの金メダルを獲っている、と。すごいな。

映画の中では詳しくは描かれてなかったけど、こんなにもすごい前人未到の記録を打ち立てたアスリートにもかかわらず、政治的な理由からか「プラハの春」後は不遇な時代を過ごしつつ、奥さんにもなかなか会えないというような生活をしていたらしい。日本語のウィキペディアにはウラン鉱山で働いてたことになってるけど、これはどうやらガセらしいね。

ようやくプラハに戻ってからはテレビ局でスポーツサイエンスについての海外記事を整理する仕事を定年までやってたそうです。まさに波瀾万丈。さすが、映画になるほどの人物だな、と。

映画では、ヘルシンキオリンピックで金メダルを獲るというところまでが描かれています。その後の晩年については、エンドロールの前に実際の本人の写真と共にテキストで紹介。

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『エミル・ザートペク ―自分の限界が見えたときこそ踏み込め―』という展示が、広尾のチェコセンター東京の展示室で12月16日から始まります。

詳しくは、公式サイトにて。



by t0maki | 2022-12-14 21:46 | ライフスタイル>映画・書籍 | Comments(0)