長野の森の中にあるカプセルハウスK

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あの、いつもの銀座八丁目にあるカプセルタワービルのように見えるけど。ちょっと違う。

まず、窓の景色が首都高とビルではなく、山の木々。そして、内装も保存状態がとてもよい。丁寧に修復の手入れもされている。

そしてこれは、ここに来た人なら分かるけど、湿気やカビの匂いがしない。なんなら、暖炉から焚き火の良い匂いがこちらまで漂ってくる。

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中銀カプセルタワービル竣工の翌年、1973年に建てられた「カプセルハウスK」。銀座のタワーが140個のカプセルを使った分譲マンションであったのに対し、こちらは4つのカプセルユニットによる戸建の別荘タイプ。もちろんどちらも、黒川紀章さんによる設計です。

ここ、長野のカプセルハウスに宿泊させていただきました。

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初めて来た場所なのに、とても懐かしい感覚。銀座のカプセルタワービルが解体となった後、こんな風にまたカプセルの中で過ごせるとは。幸せな体験でした。

あとでもっと詳しく書きますが、現在このカプセルハウスKは、黒川紀章さんのご子息である黒川未来夫さんによって丁寧に手入れされ、民泊の施設として宿泊することができます。


黒川紀章設計による自然の中の記念碑的カプセル住宅

by t0maki | 2022-11-22 09:59 | 中銀カプセルタワービル | Comments(0)