このブルーのパトランプが苦手だ

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この、ブルーのパトランプが苦手だ。すぐ横を通りすぎる時、目の奥を針で刺されるような不快感がする。そして、その不快感が通り過ぎた後もしばらく続く。

一日中パソコンの画面を見続けながら仕事をして、帰り道に出会うと本当に最悪だ。とてもブルーになる。この光と、目の奥の残像も、気分も。

ちなみに、本物の赤色のパトランプは全然平気。気分が悪くなることもない。この、青色の不躾な光だけが、自分をとても不快にさせ、苛立たせる。

なんでだろうね。

このブルーのパトランプは、光があまりにも直接的過ぎるのだ。目の奥に、ズキンと刺さる感じがする。
凶暴なビーム光線ですれ違う人を無差別に攻撃しながら進んでいく。

怖い。

あともうひとつ、余計に苛立つポイントとしては、これがパトカーの真似をした一般車両だということ。本物の警察官に素行を注意されたら、素直に「すみません」となるけど、バイトの警備員に注意されたら「お前は、なんでそんな態度なんだ」とちょっとイラっとするような。そんな心理的なものもあると思う。

そして、そんなふうに考えてしまう狭量な自分の心というのも嫌になる。別に、目をつぶってやり過ごして仕舞えば良いのに。なぜか、このパトカーもどきとすれ違う時に、変な行動をして怪しまれたくないと思ってしまう。目をつぶって顔を背けたら、なにか隠し事があると思われてしまわないか。とか。

ほんとうに、めんどくさい。

とにかく、一日しっかり仕事をして家路に着く時や、夜中に健康のためにウォーキングしている時などに、顔面に失敬な光をぶつけて目の奥に不快な残像を残していくこのブルーのパトランプが自分は苦手なのである。


by t0maki | 2022-11-10 09:45 | Comments(0)