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浅草の「かどや」で天丼を食べる。マーシャルで戦死した佐藤勉さんのお父様が、死ぬ前に日記に「セメテ カドヤノ 天丼デモ タベタイ」と書いていた、そのお店。

大川史織監督の『タリナイ』というドキュメンタリー映画で、そのエピソードと、この店が登場する。天丼は、とてもシンプルで美味しいが、多分ここに来るお客さんは看板メニューのお蕎麦を食べるだろう。でも、佐藤さんのお父様は、ここで食べた天丼の味が忘れられなかったらしい。

食べ物のない、死を目前に意識した極限状態で、この天丼を思いながら亡くなったのだということを思い浮かべつつ。冨五郎さんにも食べさせてあげたかった。

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『タリナイ』を初めて劇場で観たのは、ちょうど4年前。浅草に来た時はこのお店が空いてるかなとよく覗いてみるのだが、たいてい暖簾はなくて閉まってる。お昼の2時間しか営業してないため。

今日は、ここだけを目的として、家から30分歩いてきた。オープンの時刻に合わせて到着し、暖簾がかかっていることを、確かめて扉を開く。

と、電灯が消えた真っ暗な店内に、お上さんがひとり佇んでいて一瞬ギョッとした。本日最初の客だったらしい。

天丼を注文して、熱々をいただく。タレは濃い色だが、まろやかで甘くて美味しい。揚げたての海老天をハフハフいいながら頬張る。ナスとシシトウの素揚げと、舞茸の天ぷらも。おしんこと卵焼きも美味しい。三つ葉の入った味噌汁もいただいて、あっという間に完食。

4年間待ったかいがあった。

ちょうど先日、久しぶりに監督の大川さんに上映会&トークイベントでお目にかかって、その後の打ち上げに混ぜてもらった。その直後に、Facebookのフィードに四年前の『タリナイ』上映会の投稿が出てきて、その時映画を見終わった後にかどやを訪れたが閉まっていたことが書かれてた。

そんなわけで、今日はかどやを目的に、家から歩いてきました。

by t0maki | 2022-10-30 13:59 | ライフスタイル>フード・酒 | Comments(0)

書くこと、つくることが好き。旅をしながら写真を撮ったり、製品レビューをしたり、思いつきでいろんなところに飛び込んでみたりします。英語と走ることが得意。

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