長島香取神社「長島富士」 #1日1記事P

この日二つ目の富士塚は、東葛西にある長島香取神社の「長島富士」。桑川神社同様、こちらも記録が焼失しているため、詳しい創設年は不明です。

山玉参拝講によって造られた富士塚という点でも、桑川神社と同じ。最初から二つの富士塚だったのか、あるいはひとつの富士塚が二つに分かれたのか。

高さは約4メートルあるので、結構大きいですね。

昭和58年3月に、江戸川区登録有形民俗文化財に登録されています。

調べてみたら、明治41年（1908）に旧長島・桑川両村の山玉三拝講の人びとによって築かれ、大正6年（1917）に改築されたとのこと。桑川神社の富士塚は昭和4年（1929）の築造なので、時代が少し違うようですね。

この、桑川富士と長島富士はお互いの場所も近く、また山玉参拝講の方々がつくったという点でも共通点が多いようで。

さらに、富士塚登山禁止の看板までそっくりでした。

以下の写真、一つ目は桑川神社のもの。そして、二つ目は長島香取神社。

二つ目の方はかなり錆びていて読みづらいですが、よく見たら二つとも同じ看板でした。

「ここはきけんですからのぼらないでください」と、ひらがなで書かれています。

まるで、姉妹のような富士塚でした。

長島香取神社「長島富士」
〒134-0084 東京都江戸川区東葛西２丁目３４−２０