与える人と奪う人
2022年 09月 08日

世の中には、「与える人」と「奪う人」ってのがいるなぁ、と。先日「恩送りアートカフェ」って企画をやってて、そんなことを考えた。
この資本主義の世の中って、とりあえずお金をたくさん持っていれば勝ちみたいなとこがあって。わかりやすく年収が高い人は「成功者」みたいに見られるわけだけど。そもそも金は天下の回りものってことで、今手元にあるお金は以前は誰かのお金だったわけで。それをうまく効率的に自分の手元に手繰り寄せるのは良いけれど、それって誰かから奪うってことでもあるわけで。というわけで、「奪う人」ってことになる。
もちろん、周りに価値を与えて、その対価として受け取るのだけど。でもやっぱり総量から自分の必要な分以上のものを取るというのはそれなりの欲があるわけで。ひたすら貢ぎ続ける人は哀れだと思える。
奪う人も与えるだろうし。与える人も奪うことはあるだろうし。完全にどちらかだけってことはありえないけど。奪うのが好きな人がいれば、与えることに喜びを感じる人もいて。世の中さまざま。
最近になって思うのは、本当に成功している人って意外と与える人かもな、と。与えているから、周りの人が集まってきて、結果たくさんの利益を生み出していたり。その逆で、いつも金儲けを考えていて人の金を隙あれば奪い取ろうとしているにとは、それなりの成功しか得られない、と。だって、そんな人嫌だもの。
恩を受けたら、しっかり恩返しをする。もしくは、受けた恩を「恩送り」という形で社会に還元すること。そういう、優しさの連鎖が大事だなと思うし、そうやって世の中って回っていると思うのです。
自分の利益のために他人に近づこうとする人には、注意しないといけない。そういう人たちって、他人を食い物にして自分だけが儲けようとするから。本当にめんどくさい。
逆に、なにかをしてもらったらしっかりと返してくれる人とは、ずっと付き合える。こちらも、次は恩返しをしないとだなと思う。僕の知人には、こういう「優しい」人が多いので、僕もなにかあったらいつでもすぐに恩返しをしたいと思う。どんどんサポートしたいと思う。どんな形でも。
お金が絡むと面倒なことになることが多いので、お金以外での恩返しが良いと思う。なんでも良い。応援するとか、手紙を書くとか、こっそり影でサポートするとか。
どちらかと言うと、僕は与える人になりたいと思う。そして、同じく与えることが好きな人たちと一緒に、優しい空間をつくりたいと思うのですよ。
by t0maki
| 2022-09-08 18:04
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