クリエイティビティを発揮できる場所 #1日1記事P

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大学でアートを学んだ。フォトグラファーとか、インタラクティブデザイナーとか、いくつかの肩書きを経て、今の僕の肩書きはプロジェクトマネージャー。ぶすぶすとくすぶり続ける炎上案件の火を消そうと努めつつ、鎮火するためのリースもスケジュールも圧倒的に足りない中で「これならまぁ、いいんじゃないの」という落としどころを探して無駄に右往左往する役。日本語ができないデザイナーたちがつくった日本語のページをいかにしてまともな日本語にするかというのが、ここ数日のお仕事。自分が直接更新すれば2時間で終わるデザインファイルの修正指示をつくるために、昨日から今日までほぼ寝ずに仕事をするという。あまりにも不毛すぎて涙も出ない。ま、いいけど。

「アーティスト」とか「芸術家」といった肩書を欲したことは無いけど、「一生何かをつくり続けたい」とはずっと思っている。つくることを仕事にしなくてもよい。ただただ、つくり続けたいと思っているだけ。「作品を売って稼ぐ」ということに執着しなくてよいのは、かなり楽だ。背伸びして、気取ったものをつくらなくても済む。「日曜アーティスト」ですから。仕事の合間に、好きなことをしているだけ。

週末に、元額縁屋さんの建物をリノベーションする施工のお手伝いをボランティアでやって、ここ最近でちょっとだけ上達した木工スキルを活かしつつ、汗をかいてホコリと木くずとペンキにまみれつつ、一日の終わりにみんなで乾杯する。アートを学んでいる学生さんたちが正面のガラス戸に絵を描いているのを見て、ちょっと混ぜてもらったりもしつつ。自由に、気楽に、気兼ねなく。描きたいものを描きたいように描くだけ。そんなちょっとしたことが楽しい。

アートっていうのはもちろん絵を描いたり作品をつくったりするということだけではない。この、「優美堂」というアートスペースをみんなでつくって、ここで何をしようかと考えて、ちょっとした勉強会を開いたり、ホヤを食べる会を企画してみたり、あるいは60人以上の来場者と一緒にハンコで富士山の絵を描いたりなど。ここで行われていることは全てアートになりうるし、ここを訪れた人は誰でもアーティストになり得るのだ。と、僕は思う。

この日は、この「優美堂再生プロジェクト」ならびに「東京ビエンナーレ」の”ボス”である中村政人さんと施工作業の合間にランチを食べた。中村さんが韓国留学中に、大きな倉庫のような建物を借りて、そこでトイレや水回りの作業を水からこなしつつ、みんなが集まるサロンのような居場所をつくったという話を聞いて、「すごいな」と思った。正直、羨ましいなとも思った。自分もまぁ、作品を制作するための「居場所」というのはいつも探していて、それがきっかけで3331の元中学校の教室だった空間を6か月の間、6人でシェアするっていう企画に参加して、それがきっかけで初めて中村さんにお会いした。もう、10年以上も前。その後、自分も日本橋で小さなオフィスを借りて「会社ごっこ」っていうアート企画をやったり、中銀カプセルタワービルに1か月間住んでみたり、あるいは近所のカフェで滞在制作をやらせてもらったりなどしている。中村さんのように、「創作の現場をつくる」ということは、ぜひチャレンジしてみたい。

よく考えてみると、創作活動のための居場所って、なにもスタジオやアトリエだけでなく、どこでもよいのかもしれないですね。何かをつくろうと思ったら、そこが創作の現場。その場でつくればよい。スマホさえあれば、写真を撮って、記事を書いて、ブログにアップするのは比較的簡単にできる。この #1日1記事P のブログ記事も、ほとんどスマホで撮影して、スマホで執筆して、ブログに公開するのも全部スマホで完結している。時々ガッツリパソコンで書くときもあるけど、通勤や待ち時間などの隙間時間に即興で書いてその場でアップ。

そんな感じで、今月は48記事書きました。普段と比べてそれほど多くはなく、実はまだ頭の中や下書きに、書きたい記事が20本くらいはストックされたまま。近いうちにまた「カンヅメ」企画でもやって、全部放出したいところ。

というわけで、9月の30日間、毎日ブログ記事をアップし続けました。楽しかった!
また来月も企画自体は続くそうなので、引き続き1日1記事ペースで更新していきたいと思います。

まずはひとまず、ありがとうございました!

by t0maki | 2022-09-30 23:11 | アート | Comments(0)

書くこと、つくることが好き。旅をしながら写真を撮ったり、製品レビューをしたり、思いつきでいろんなところに飛び込んでみたりします。英語と走ることが得意。