僕が住んでいたカプセルも空を舞いました
2022年 08月 31日
8月31日に、とうとう僕が住んでいたカプセルも空を舞いました。
2019年の10月から11月にかけて、このA504号室に住んでました。入り口の扉の開閉がなかなかトリッキーでね。一度扉をギュッと押し込まないと、うまく開いてくれなくて。失敗すると、もう一度体重をかけて扉を完全に閉めてから、もう一度開錠しないと開かなくなる。ちょっとしたコツがあるのですよ。すぐに慣れましたけど。
雨の日とか、コアシャフトの方から雨だれの音が響いてきて。一つ一つは独立したカプセルなのだけど、みんな繋がっているという感覚が面白かった。縦につながる、現代の長屋。
このカプセルもこれから再生工場に運ばれて、きれいに修復されてから第二の人生としてどこかに旅立っていくと聞いています。中銀カプセルタワービルの物語は、竣工から50年経って解体された後も、まだまだ続きます。
ちなみに、冒頭の写真は本当に空を飛んだ時の姿ではなく合成なので、実際に飛んだ時の様子は下記の中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクトのTweetで。
by t0maki
| 2022-08-31 23:59
| 中銀カプセルタワービル
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