図書館で借りた『独学大全』を一気読み

図書館で借りた『独学大全』を一気読み_c0060143_22121251.jpg
『独学大全』っていう本を読んでいるとこ。以前、知人からお勧めされて、「へー、面白そう」と思って、図書館で予約したんですね。そしたら、かなり人気の本らしく、えらい長く順番を待たされたけど、ようやくこの週末に借りることができた、と。

2時間くらい前に読み始めて、貪るように700ページ以上を一気に読んだ。面白い本だ。自分がそれと知らずに今までやってたことが、「あぁ、こういうことだったんだ」って、光を当ててもらった感じ。と同時に、ここから一歩先へと進む道標にもなった気がする。

大量の課題を一気にこなす必要があった学生時代に、無意識に身につけた学習法が「掬読」とか「限読」といった形で紹介されてた。「問読」とか、僕はちょっと違った形でやってるな、とか。

「掬読」っていう言葉は初めて聞いたけど、要はSkimmingのことらしい。だったら、普段から結構やってるし、なんならこの本を読むときもかなりやってました。とにかくとりあえずぶわーっと勢いよくページをめくり、興味ある部分は精読して、それ以外のところは徹底的にスキップしながら読むという方法。一応、すべてのページには目を通すけど、しっかりと頭の中に入れる文章を取捨選択しながら読む方式。これは、僕がアメリカに留学していた学生時代からやっていた読書法。僕は、アメリカのネバダ州にあるリノという街で州立大学に通ってたんだけど、普段から結構多めにクラスを受講していたのですね。卒業した時は、普通の学生に比べてきっかり1.5倍の量の単位を取得してました。つまり、普段からずっとほとんどの生徒に比べて1.5倍はクラスを受講していた、と。しかも、専門がアート学部なのでしっかりと作品を制作しようとするととんでもなく時間がかかる中、通常の教養クラスも受講する必要があったので、そちらもバリバリ課題が出る。だいたい、一回の授業で100ページくらいはテキストや課題図書を読まなければならない。しかも、当たり前だけど全部英語。そして、時々スペイン語も。Skimmingしながらの掬読は日常的な読み方だったし、かつ次のクラスまでに読み切らなければならないから、それがしっかり限読である、と。問読は、自分の場合はちょっと独特で、読書しながら目で文字を追いかけながら、頭の中では全然違うことを考えていたりもする。連想や妄想がどんどん進んでいって、読書しながら白昼夢の中で勝手に自分だけの知識を追いかけている感じ。結局それが、自分にとっては一番の勉強になったりもするのだけど。

ちょうど、この本を読みながら「掬読」っていう聞きなれない新しい単語に触れた時も、上記のような学生時代の体験を思い出したし、Skimmingが自分にとって無意識にすごく自然な読書法になっていたけど、実はこの読み方に適した本とそうでない本があって、掬読では全然歯が立たない本があったことを思い出した。それが『オデュッセイア』であったり、ダンテの『神曲』であったり、古典小説にはこのSkimmingがちっとも通用しなかったのである。文字を追いかければ追いかけるほど、自分が今何を読んでいるのか分からなくなる。これには困った。で、そこから連想するのは、デヴィッド・フィンチャー監督の『セブン』という映画。ブラッド・ピットが演じる新人刑事が『神曲』を読もうとするも難解なその本にイライラして、初心者向けのやさしい解説本を買ってくるのとか、あれはすごく共感した。『~ for dummies』って本のシリーズ、僕も買ったんじゃないかな。海外留学生には、英米文学の古典とか難しすぎるのでね。

なんてことを、この本を読みながら頭の中で連想してました。そんな感じで本を読み進めつつ。図書館でこの本を受け取った時は、全部読める気が全くしなかったけど、読んでみたらすごく読みやすくて、かつある程度興味あるところだけ飛ばしながら読んでも良いタイプの本なので、結構あっという間に読めた。今、700ページを超えて、残りあと数十ページくらい。いったんここで、プログに読書感想文でも書いとこうかな、と。

借りてよかった本です。

by t0maki | 2022-08-07 22:12 | ライフスタイル>映画・書籍 | Comments(0)

書くこと、つくることが好き。旅をしながら写真を撮ったり、製品レビューをしたり、思いつきでいろんなところに飛び込んでみたりします。英語と走ることが得意。

カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31