「銀座建築巡りツアー」再訪、銀座SFビル

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六本木にある国立新美術館は、黒川紀章さんが「フラクタル」というコンセプトに基づいてつくった、ガラスと曲面が象徴的な建築物です。のべ14,000平米の国内最大級の展示スペースを持ち、とても雄大で国内外でも有名な美術館ですね。

一方で、今回紹介するのは銀座一丁目にある「銀座SFビル」。こちらも、黒川紀章さんによるフラクタルをコンセプトにしてつくったビルです。同じコンセプトで建てられたビルですが、見栄えはだいぶ違います。一番の違いは、その敷地面積。正確な大きさは分からないですが、「よくこんな狭い土地にビルを建てたな」と思います。国立新美術館の建物をぎゅぎゅぎゅっと収縮させて、猫の額の土地に無理やり押し込んだようなビル。これはこれで、とても面白い。

私が中銀カプセルタワービルに住んでいた頃に、友達を誘って「銀座建築巡りツアー」を開催したのですが、その時は黒川紀章さんつながりということで、このビルを街あるきツアーのゴール地点としました。メタボリズムからフラクタルに続く、黒川紀章さんの足跡をたどりつつ、銀座の歴史的な特徴のある建物をめぐりました。

久しぶりに来たら、「テナント募集」の張り紙がありました。

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by t0maki | 2022-07-30 12:11 | 中銀カプセルタワービル | Comments(0)