新製品をレビュー中
2022年 07月 16日

冒頭の写真は、もちろんその製品の写真じゃないです。日本発売後に、改めて記事を公開します。
一時期、いろんな製品を使ってみて、それをブログ記事にするっていうのをよくやっていました。単純に、新しい製品に触れられるのが楽しいので。依頼があればどんどんやっていましたが。最近は、「ブロガーマーケティング」が「インフルエンサーマーケティング」にシフトしていって、ブログ案件自体が減りましたね。誰でも簡単にSNS等で情報発信ができるので、あえてブログでなくても良いという。
PRとしてのブログマーケティングや、アンバサダーマーケティングなどはとても興味があって好きなのですが、逆に広告的なインフルエンサーマーケティングってあまり好きではないというか、興味がないんですよね。世間的には、「どっちも一緒じゃん」って思われるかもしれないですけど。
PRとADの違い。つまり、広報と広告の違い。
広報は、メディアを通じて一般の方や製品のファンに向けて情報を発信していくということ。いろんなイベントや、きっかけをつくって、製品やサービスの魅力を広めていくというものです。製品に興味をもってもらい、さらに購入した後にファンになってもらうまでが大事。なので、これにはアンバサダーマーケティングやファンマーケティングの施策、あるいはBrand Advocatesなどといった考え方も含まれます。
広告は、お金を使って広告枠を確保して、そこに宣伝を掲載するということ。テレビ、雑誌、ラジオ、街頭広告などいろいろありますが。そのひとつとして、SNSに広告を掲載するための「インフルエンサーマーケティング」がある、と。フォロワー数が多いSNS投稿者に、お金や報酬を与えて製品やサービスの宣伝をしてもらうというもの。
製品に対する「好き」が重要な要素になる前者。それに対して、広告としての影響力と費用対効果が指標となる後者。
もちろん、これらは完全に分離されるものではなく、オーバーラップしながら施策をつくっていくものですが。簡単に言ってしまうと、私はアンバサダーマーケティングに興味がありますが、インフルエンサーマーケティングはそんなに興味がない。そんな感じです。
なので、私はいろんな「アンバサダー」のプログラムに参加して、時には仕事で「中の人」的な立ち位置で活動することもあります。その時に大事にしているのは、「好き」という気持ち。自分がアンバサダーとして活動する時は、その好きという気持ちを表現する。たくさんの人に拡散する必要はなくって、どちらかというと目の前にいる人にその「好き」という気持ちを伝えたいと思う。それだけ。
その「好き」の輪が口コミなどでゆっくりと確実に広がっていくのが理想です。PV数とか、フォロワー数、CVやROIなどは、この場合あまり関係ありません。
むしろ、昔からあるお得意さんを大事にする気持ちとか、近江商人の「三方よし」の考え方とか、そこらへんが大事かなと思います。
データとか数字も大事ですけど、それだけに振り回されると目先の効果にだけ期待してずっと空っぽの広告を打ち続けるなんてことになる場合も。
お金の切れ目が、縁の切れ目という風になるのは、残念だなと思います。心から信頼してくれるお得意さんやファンの方に支えられ、見方を増やしていくことが大事かな、と。そんなマーケティング施策をしっかり理解して、実行しているブランドは強いと思います。
今回製品レビューをさせていただいた企業さんも、以前からお付き合いがあって、自分もしっかりファンです。
製品レビューの依頼だけでなく、その後のアンケートと、さらにオンライン会議でのヒアリングなど、その製品に対するこだわりと愛情が伝わってきます。
というわけで、日本での発売が楽しみです。
by t0maki
| 2022-07-16 10:09
| モニターレビュー
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