「恩送りアートカフェ」@BUoYがとても楽しかったので名残り惜しい
2022年 06月 26日
ここ三週間、一気に駆け抜けた感じ。
北千住のアートスペース&カフェの「BuOY」にて、アーティスト・イン・カフェという企画に参加してました。滞在型の制作・展示・販売。このカフェの一角で、自由に作品を制作して発表ができるというもの。
僕は、「恩送りアートカフェ」という実験的なプロジェクトをここで開催しました。作品を500円で販売して、誰かがそれを買ってくれると、次にくる見知らぬお客さんのコーヒー代になるという、「恩送り」のアートプロジェクト。
三週間、土日の計7日間に作品を販売して、60名以上の方が参加してくれました。期間中に会場に展示した作品は122点。ひたすらずっと、たくさんの作品をつくり続けました。
写真をネガにして、溶剤でインクを溶かして転写するという方法。今回さらに、「マジックインキ」を使って転写するという手法にもチャレンジしてみました。篆刻などでは一般的に使われる方法のようです。これも、意外と面白い作品ができたので、いくつか刷って販売しました。
誰かの善意がぐるりと回って、見知らぬ誰かのコーヒーとなり、そこからさらに恩送りが広がっていけばよいな、と。
500円で作品を売って、その500円が次に来る人のコーヒー代になるので、基本的に私はいつまでたっても儲からない仕組み。
僕が受けた一番の恩は、この場所で作品制作&展示をさせてもらえたこと。なので、その恩をせっせとカフェに還元した、と。
とても充実した、楽しい企画でした。久しぶりに転写プリントでたくさん作品をつくれたのもうれしかったし。過去に撮影した写真を見返しつつ、解体中の中銀カプセルタワービルの写真を版画にしたり、白黒写真をAIで着色したり、リノやサンフランシスコ、ロサンゼルス、カナダ、チェコなどの思い入れのある写真をどんどん作品にしていきました。最終日の今日は、2003年にロシア製のトイカメラLOMO LC-Aで撮影した写真で作品を制作しました。
そんなこんなで、最終的に122点の額装した作品が完成し、さらに同数か倍くらいの版画ができあがった、と。
この場所から少しでも、恩送りでみんなの善意が広がっていくと嬉しいです。
いろいろ試行錯誤しながら進める中で、ちょっとした発見もあったりしたのですが、それについてはまた今度書きます。
今日は早朝から作品づくりをしていたので、そろそろ眠い。とりあえずこのへんで。
by t0maki
| 2022-06-26 00:52
| アート
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