『ドライブ・マイ・カー』を観たのはしばらく前ですが

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『ドライブ・マイ・カー』が、アカデミー賞の国際長編映画賞受賞を受賞したそうですね。おめでとうございます。
もっとも、ネットの方ではウィルスミスがクリスロックをぶんなぐったことで盛り上がっていましたが。

映画館で、観てきました。その後すぐに、村上春樹さんの短編小説も読みました。
「あ、車の色が違う」とか、「小説の方はしっかりまとまってるなぁ」とか思いましたが。映画ももちろん、良かったと思います。

一個だけひっかかったのは。

あ、この先ネタバレありなので、まだ映画見てない人はこの先注意で。



* * * 


で、ひっかかったのは、暴力事件で演劇の出演者が殺人容疑で逮捕されてしまった時、今のご時世だったらその公演は一発で中止になるよなぁ、って思った。
ま、いいんですけど。物語の中の世界の出来事なので。そのタイミングで、演出監督が悩みながら北海道へ旅をするっていう流れもちょっとね。
大丈夫、フィクションの世界ですから。ポエティックライセンス、ですよね。

ただ、そういうところにひっかかってしまうと、ストーリーに入り込めなくなってしまうというか。冷めてしまうことってありますよね。

劇中劇の、ダイバーシティなあの演劇は素晴らしいと思いました。いろんな言語や手話でセリフが交わされるの、かっこいいなと思いました。
あぁいう演劇、実際にあったら観に行きたい。

あと、原作の短編小説はさすが村上さんという感じで。短編集を買ったので、他の作品を読むのも楽しみです。

by t0maki | 2022-04-02 13:31 | ライフスタイル>映画・書籍 | Comments(0)