『身のまわりのすごい「しくみ」大百科』読書メモ

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いろんな知識がコンパクトにまとまってる、たいへん面白い本でした。身近な世界を見る目が、ちょっとだけ変わるかも。
以下、読みながらTwitterに投稿したメモ。

飲んだアルコールが脳に届くまで、30分から2時間くらいかかるらしい。まだ全然酔ってないから、と飲み続けると、そのアルコールは時間差で現れる、と。「あ、ヤバイな」と思って飲むのをストップしても、その後2時間くらいまで酔いが増し続ける。年末年始、飲み過ぎに注意。 www.kirinholdings.com/jp/impact/alco…

posted at 12:43:49


バンパイヤの映画より、この3分ちょいの「蚊」の動画の方がある意味怖い。針の仕組みがえぐい。あんだけ血を吸ってよく飛べるよな。血を吸いながら、濃度を上げるために水分を捨ててくとか。その上、伝染病を媒介するなんて、恐ろしすぎる。 youtu.be/rD8SmacBUcU

posted at 12:53:36


花火の炎色反応と、陶芸の釉薬について後で調べる。どちらも、金属で色をつける点が似ている。花火でよく使われるのはストロンチウム、銅、ナトリウムとバリウム。

posted at 13:01:11


江戸時代は、花火の色は暗赤色だけだった。硝石、硫黄、木炭が火薬の主成分だったため。現代の、カラフルな花火は、明治初期に発色剤が使われるようになってから。

posted at 13:03:50


マジックペン、マジックテープ、魔法瓶。色々あるけど。 「まるで、魔法みたいだ!」ってことで(あるいはそう思ってもらいたくて)この名前をつけたんだな。 魔法瓶、真空を使って断熱をするのは知ってたけど、中が鏡のようになってるのは熱を跳ね返すため。放射熱を反射させて、中に閉じ込めてる。

posted at 13:12:08


食品用ラップがくっつくのは、「ファンデルワールス力」が作用してるかららしい。勉強になった。 名前の由来は、予想した通り人の名前だった。英語で書くと、van der Waals force。ヨハネス・ファン・デル・ワールスさんの。

posted at 13:17:28


飲み薬、つまり内用剤が効き始めるのは、飲んでから15分から30分。さっきの、アルコールの話も、酔いが回り始めるのか30分くらいだから、納得。 ポイントは、胃や小腸で吸収された後に肝臓で代謝・分解されて、血液で運ばれること。 注射で服薬すると、そこまでのプロセスが簡略化されるから早い。

posted at 13:25:54


コマンドを入力して、アクションを実行させるプログラミングみたいだな。薬って。 「〇〇しなさい」が作動薬。 「〇〇を抑えなさい」が拮抗薬。 それによって、いろんな治療ができる。ひとつの薬で、複数の作用があるのがポイント。副作用もね。個体差もあるし。薬って、面白いな。開発や承認の流れ

posted at 13:30:48


携帯電話のパターン化された合成音声のことは聞いたことはあったけど、それには43億通りの「固定コードブック」というものが使われてるってのを初めて知った。音の辞書のようなもの。加えて、「適応コードブック」という、すでに一瞬前に使われたコードも組み合わせて使うことで、効率よく音が選ばれる

posted at 13:43:44


それが、携帯電話の中で行われてるのがすごい。記号化された音声のパーツがモバイル回線で送られてくるイメージ。音質を下げずに、データ量を小さくする仕組み。ちなみに、この仕組みは携帯電話(スマホ含む)のみ。固定電話には使われていない。

posted at 13:48:50


ケータイで鈴虫の鳴き声が聞こえないのは、固定コードブックにこの音のパターンが登録されてないためなんだな。人の声に最適化された、音声のパターンから外れているから。

posted at 13:50:32



by t0maki | 2021-12-29 12:38 | ライフスタイル>映画・書籍 | Comments(0)